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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

12.4 ライブラリのロード

アプリケーション連携実行基盤では、C言語またはCOBOLで作成されたサーバアプリケーションライブラリをロードします。ライブラリのロードには、以下の2種類の方法があります。

注意

  • C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。

  • 実行環境のOSがWindowsかつアプリケーション開発言語がC言語の場合、プロセスモードは使用できません。

  • 初期処理および終了処理を含むユーザ作成ライブラリは、プレロードしてください。

  • ダイナミックロードは、以下の条件をすべて満たすときに利用できます。

    • COBOL実行環境の引継ぎを行わないとき
      システム構築シートのCOBOL実行環境の開設・閉鎖設定がOFFまたは1(リクエストごとに初期化)の場合

    • 最大スレッド数が1のとき
      スレッドモードで1スレッドに指定、またはプロセスモードの場合

ポイント

ダイナミックロードは、ダイナミックロードをサポートする動作モードにおいて自動的に有効になります。ダイナミックロードを使用したくない場合は、ユーザ作成ライブラリをすべてプレロードのパスへ配備してください。

ダイナミックロードは、実行基盤の動作モードとCOBOL実行環境の引継ぎモードの組み合わせにより、サポートが異なります。

動作モード

COBOL実行環境の引継ぎ

ロードのサポート

プレロード

ダイナミックロード

プロセスモード

なし (OFF)

なし (1:COBOL実行環境をリクエストごとに初期化)

あり (2:起動時に初期化)

×

スレッドモード

(1スレッド)

なし (OFF)

なし (1:COBOL実行環境をリクエストごとに初期化)

あり (2:起動時に初期化)

×

スレッドモード

(マルチスレッド)

なし (OFF)

×

なし (1:COBOL実行環境をリクエストごとに初期化)

×

あり (2:起動時に初期化)

×(注)

×(注)

○:利用可、×:利用不可
注)マルチスレッドでCOBOL実行環境の引継ぎを行うことはできません。