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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

10.1 概要

クライアントアプリケーションは、同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出して処理要求を行い、処理結果を受け取る役割をもったアプリケーションです。
クライアントアプリケーションを、C言語で作成する方法を説明します。

同期アプリケーション連携実行基盤で提供されるクライアントAPIを利用することにより、各サーバアプリケーションで共通のAPIを使用したクライアントアプリケーションを開発することができます。

クライアントアプリケーションは、一般的なC言語アプリケーションとして作成可能です。

C言語のサーバアプリケーションと連携する場合

C言語のサーバアプリケーションと連携する場合は、C言語実行基盤インタフェース生成ツールで必要な情報を作成します。C言語実行基盤インタフェース生成ツールでは、サーバアプリケーションのインタフェースを定義したIDLファイル、および付加情報を定義したアプリケーション情報入力ファイルを入力として、以下の情報を生成します。

C言語で作成したクライアントプログラムと、C言語実行基盤インタフェース生成ツールで生成されたソースファイルおよびヘッダファイルをコンパイルおよびビルドして、C言語クライアントアプリケーションを作成します。

以下に、C言語実行基盤インタフェース生成ツールの機能概要を示します。

注意

実行基盤インタフェース生成ツールが生成する以下のファイルは、クライアントアプリケーション開発では使用しませんが、サーバ側のアプリケーションを作成配備する場合に使用します。

  • C言語実行基盤インタフェースソースファイル

  • アプリケーションインタフェース定義ファイル

  • アプリケーション呼出し定義ファイル

COBOLのサーバアプリケーションと連携する場合

COBOLのサーバアプリケーションと連携する場合は、COBOL開発支援ツールで必要な情報を作成します。
COBOL開発支援ツールは、COBOL登録集、およびサーバアプリケーションの付加情報を入力として、以下の情報を生成します。

C言語で作成したクライアントアプリケーションと、COBOL開発支援ツールで生成された情報をコンパイルおよびビルドして、C言語クライアントアプリケーションを作成します。

以下に、COBOL開発支援ツールの機能概要を示します。

注意

COBOL開発支援ツールが生成する以下のファイルは、クライアントアプリケーション開発では、使用しませんが、サーバ側のアプリケーションを作成配備する場合に使用します。

  • COBOL実行基盤インタフェース

  • アプリケーションインタフェース定義ファイル

  • アプリケーション呼出し定義ファイル