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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

8.1 サーバアプリケーションの開発方法

サーバアプリケーションは、業務処理を行うアプリケーションです。このサーバアプリケーションを同期アプリケーション連携実行基盤に定義して連携させることによって、全体の業務処理を実行します。

サーバアプリケーションは、業務処理に、同期アプリケーション連携実行基盤と業務処理をつなぐための実行基盤インタフェースを組み合わせた、ライブラリ形式で作成します。業務処理の呼出しや初期処理/終了処理/前処理/後処理/エラー処理/トランザクション後メッセージ編集処理などの制御は、アプリケーション実行制御機能で行われるため、アプリケーションで意識する必要はありません。

ライブラリは、複数のサーバアプリケーションの集合です。XML形式で記述された定義ファイルにより、クライアントプログラムで指定したサーバアプリケーション名と実行する業務処理とを関連付けて、同期アプリケーション連携実行基盤上で実行されます。

同期アプリケーション連携実行基盤では、複数のライブラリを、1つの業務として定義します。同期アプリケーション連携実行基盤は、ネーミングサービスにより、クライアントから識別されます。なお、1つのアプリケーション連携実行基盤で呼び出される業務処理は、配備単位に1種類の言語で作成します。

注意

複数の言語で記述された処理を混在させないでください。混在した場合、誤動作の原因となります。

業務処理実行アプリケーションの開発の概要を“第12章 サーバアプリケーション開発の概要”で説明します。
なお、サーバアプリケーションは、C言語またはCOBOLで作成することができます。詳細は、以下を参照してください。