リポジトリに大量のエントリデータが登録されているような環境において、クライアントプログラムからの検索要求によってリポジトリが長時間占有され、Interstage ディレクトリサービス自体のレスポンスが低下する場合があります。このような場合は、リポジトリの環境設定を変更し、検索要求に対して返すエントリの最大数を制限することでレスポンスの低下を防ぐことができます。
検索要求に対して返すエントリの最大数を制限する場合は、以下の手順で環境設定を変更してください。
■コマンドを使用する場合
リポジトリを停止します。
リポジトリの環境定義をファイル(リポジトリ環境定義ファイル) に出力します。
irepconfig print -R リポジトリ名 -o リポジトリ環境定義ファイル
手順2で作成したリポジトリ環境定義ファイルの「sizelimit(検索可能最大エントリ数)」項目に、検索要求に対して返すエントリの最大数を指定します。
リポジトリの環境定義を変更します。
irepconfig modify -R リポジトリ名 -f リポジトリ環境定義ファイル
設定を変更したリポジトリを起動します。
■Interstage管理コンソールを使用する場合
リポジトリを停止します。
設定するリポジトリを選択します。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[リポジトリ:状態]画面
[詳細設定]をクリックして表示します。
[検索可能最大エントリ数]で、検索要求に対して返すエントリの最大数を指定します。
設定を変更したリポジトリを起動します。