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Interstage Application Server V12.3.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition9.3.15 コンパイル・リンク

Enterprise Edition9.3.15.1 Windows(R)の場合

ライブラリ

SDKのライブラリ(F3FMirepldap2.dll)が格納されたパスは、PATH変数に定義されます。

  

LDAP SDK(C API)を使用するプログラムの開発環境については、「システム設計ガイド」の「ソフトウェア条件」-「アプリケーション開発時に必要なソフトウェア」-「C/C++関連の開発環境」-「サーバアプリケーション」を参照してください。

なお、LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合には、コンパイルやリンク時に以下のオプションを指定する必要があります。

コンパイルのオプション
  • インクルードディレクトリの設定

    1. [ソリューションエクスプローラー]でプロジェクトを選択します。

    2. [表示] > [プロパティページ]でプロパティページを開きます。

    3. [構成プロパティ] - [C/C++] - [全般] で“追加のインクルード ディレクトリ”で、idldap.hがインストールされているフォルダ(“C:\Interstage\IREPSDK\include”)を設定してください。

        

  • プリコンパイル済みヘッダーの設定

    1. [ソリューションエクスプローラー]でプロジェクトを選択します。

    2. [表示] > [プロパティページ]でプロパティページを開きます。

    3. [構成プロパティ] - [C/C++] - [プリコンパイル済みヘッダー]の“プリコンパイル済みヘッダー”を“プリコンパイル済みヘッダーを使用しない”に設定してください。

        

  • ランタイムライブラリの設定

    1. [ソリューションエクスプローラー]でプロジェクトを選択します。

    2. [表示] > [プロパティページ]でプロパティページを開きます。

    3. [構成プロパティ] - [C/C++] - [コード生成]の“ランタイム ライブラリ”を“マルチスレッド DLL (/MD)”に設定してください。


リンクのオプション
  • LDAP-APIライブラリの指定

    1. [ソリューションエクスプローラー]でプロジェクトを選択します。

    2. [表示] > [プロパティページ]でプロパティページを開きます。

    3. [構成プロパティ] - [リンカー] - [入力]で“追加の依存ファイル”に“F3FMirepldap2.lib”を追加してください。

        

  • ライブラリディレクトリの設定

    1. [ソリューションエクスプローラー]でプロジェクトを選択します。

    2. [表示] > [プロパティページ]でプロパティページを開きます。

    3. [構成プロパティ] - [リンカー] - [全般]で“追加のライブラリ ディレクトリ”に、LDAP-APIライブラリがインストールされているフォルダ“C:\Interstage\IREPSDK\lib”を指定してください。

    4. [構成プロパティ] - [リンカー] - [全般]の“インクリメンタル リンクを有効にする”が“インクリメンタル リンクを行わない(INCREMENTAL:NO)”が指定されている場合は、“インクリメンタル リンクを行う(/INCREMENTAL)”に変更してください。


Enterprise Edition9.3.15.2 Solaris/Linuxシステムの場合

Solaris/Linuxシステムでのコンパイル・リンク方法について説明します。

  

ライブラリ

SDKのライブラリ(libirepldap2.so)は、“/opt/FJSVirepc/lib”に格納されています。

  

コンパイル/リンクの際のオプション

LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合には、コンパイルやリンクの際に以下のオプションを指定する必要があります。

  

インクルードファイルは、以下のディレクトリにあります。

/opt/FJSVirepc/include

ライブラリはマルチスレッド用を提供しています。以下を指定してください。

“-mt”

“-fPIC -D_REENTRANT”

  

アプリケーション実行時

SDKのライブラリ(libirepldap2.so)へのパスを解決してください。