この章では、Charset-Web入力のシステムの起動と停止について説明します。
◆システムの起動
Charset-Web入力の部門サーバの運用を開始する際には、次がすべて起動していることを確認します。起動していないものがあれば、順に起動します。
手書き文字認識サービス
辞書サービス
サーブレットコンテナ
Charset Managerの資源配付機能(使用する場合のみ)
注意
システムの起動の各手順は、スーパーユーザーで実行してください。
部門サーバでOSを再起動したときも、運用開始前に部門サーバのシステム起動が必要です。
Charset-Web入力システムのWebプログラムへのアクセスは、サーブレットコンテナが完全に起動してから行ってください。起動未完了の状態でJSVR部品の表示やその他の操作が行われると、文字が正しく表示されないなどの不具合が発生することがあります。
参考
部門サーバでのシステム起動が完了すると、Charset-Web入力が提供する次の機能のプロセスが常駐します。
crserv2 (手書き文字認識サービス)
rdb2base、rdb2spvz (内部データベース。ただし、Charset-Web入力の内部データベースプロセスであることを判定するためには、プロセス引数に"ICMWA000"が含まれていることもあわせて確認すること)
qgfrjdm (Charset Managerの資源配付機能。ただし、この機能を使用する場合のみ)
Charset-Web入力を初期状態で導入した場合、部門サーバにて使用するポートおよびそのポートに関連する機能は次のとおりです。
ポート番号 | 関連する機能 | ファイアウォールの設定の必要性 |
---|---|---|
8088 / TCP | 手書き認識サービス | 設定は不要 |
3903 / TCP | Charset Managerの資源配付機能 | 資源管理サーバに対してポートを開く必要がある (*) |
*: Charset Manager-Aの「使用手引書 日本語資源適用編」の2.1.1.1項にある説明や注意事項も参照してください。
サーブレットコンテナとしてTomcatを使用し、さらにWebサーバを連携させて運用している場合は、Webサーバも起動してください。
◆システムの停止
日本語資源の反映や、部門サーバでのバックアップ/リストア、各種の運用形態の変更などを実行する際には、Charset-Web入力システムの停止が必要です。それぞれの手順の説明に従って、必要な機能/プロセスの停止処理を行ってください。
注意
システムの停止の各手順は、スーパーユーザーで実行してください。
◆操作手順
起動/停止が必要な各サービスの操作手順については、次を参照してください。
サービス/機能 | 操作手順の参照先 |
---|---|
手書き文字認識サービス | 「コマンドリファレンス」の7.2節 |
辞書サービス | 「コマンドリファレンス」の9.2.1項 |
サーブレットコンテナ | 使用しているサーブレットコンテナのマニュアル |
Charset Managerの資源配付機能 | 「コマンドリファレンス」の10.2節 |