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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 運用ガイド
FUJITSU Software

6.1.3 連携に必要な初期設定

FormcoordinatorとCharset-Web入力の連携動作をセットアップするまでの流れについて説明します。

注意

各設定手順は、スーパーユーザーで実施してください。

6.1.3.1 FormcoordinatorとCharset-Web入力のセットアップ

両製品を同じサーバにセットアップします。

手順

  1. Formcoordinatorをセットアップします。

    手順について詳しくは、「Formcoordinator ユーザーズガイド」を参照してください。

  2. Charset-Web入力(部門サーバ)を同じサーバにセットアップします。

注意

  • FormcoordinatorとCharset-Web入力はどちらを先にセットアップしても構いません。

  • FormcoordinatorとCharset-Web入力は、必ず同じサーバ(Charset-Web入力の部門サーバ)にセットアップしてください。

  • それぞれのソフトウェアが正しく動作していることを確認してください。

6.1.3.2 Formcoordinatorの環境設定

Charset-Web入力と連携するために、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを使用し次の手順で設定します。

手順

  1. Web入力連携を有効にします。

    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -w true
  2. 運用文字コードを指定します。運用文字コードにより、次のようにコマンドを実行します。

    [運用文字コードがUnicodeの場合]
    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -c UNICODE
    [運用文字コードがUnicode-JEFの場合]
    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -c UNICODE-JEF
  3. JSVR部品のURLパスを指定します。URLパスは環境ファイル(JapanistSVR.ini)のSCRIPT_PATHで設定したパスを記述します。環境ファイル(JapanistSVR.ini)については、「コマンドリファレンス」の第3章を参照してください。

    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -n /j_svr/page/ime/
  4. 文字イメージ化JSPのURLパスを指定します。SCRIPT_PATHの値に"ej_textagent.jsp"を付加したパスを指定します。ただし、ここではプロトコル記述を含めたフルのURL書式で指定する必要があります。
    サーバURLを"http://xxx/"とした場合は次のようになります。

    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -f http://xxx/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp
  5. 次のコマンドで、mxsetenvのパラメータが正しく設定されているかを確認してください。設定に誤りがある場合には、後述の書式・オプションの表を参考にし、その部分の設定をやり直してください。

    # /opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv -l

参考

Formcoordinatorのmxsetenvコマンドについて

Web入力連携に関連する部分のみを抜粋して説明します。

書式
/opt/FJSVfcdn/bin/mxsetenv [オプション] [値]
オプションと値

オプション

値の説明

-w

Web入力連携を有効にするかを指定します。次の値が指定できます。

true

Web入力連携を有効にします。Web入力連携を使用する場合は指定する必要があります。

false

Web入力連携を無効にします。Web入力連携を使用しない場合に指定します。

-c

運用文字コードを指定します。次の値が指定できます。なお、設定しない場合は、UNICODEとなります。

UNICODE

入力・表示する文字コードをUnicodeとして扱います。

UNICODE-JEF

入力・表示する文字コードをUnicode-JEFとして扱います。

-n

JSVR部品のURLパスを指定します。URLパスは環境ファイル(JapanistSVR.ini)のSCRIPT_PATHで設定したパスを記述します。環境ファイル(JapanistSVR.ini)については、「コマンドリファレンス」の第3章を参照してください。
最大512バイトまで指定できます。
なお、このオプションは必ず設定する必要があります。

例) /j_svr/page/ime/

-f

文字イメージ化JSPのURLパスを指定します。環境ファイル(JapanistSVR.ini)のSCRIPT_PATHの値に"ej_textagent.jsp"を付加したパスを指定します。ただし、ここではプロトコル記述(「http://」など)を含めたフルのURL書式で指定する必要があります。環境ファイル(JapanistSVR.ini)については、「コマンドリファレンス」の第3章を参照してください。
最大512バイトまで指定できます。
なお、このオプションは必ず設定する必要があります。

例1) https://SERVERNAME:PORT/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp
例2) http://SERVERNAME:PORT/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp

-l

現在の定義内容を表示します。