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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

8.10.2 JSVRAX.Utility.CharBehavior.DimensionMapインタフェース

本インタフェースは、Unicodeの1つの面の文字処理定義を表現するオブジェクトのインタフェースです。

8.10.2.1 プロパティ

init

この面のデフォルト値を返却します。

シンタックス
_init = map.init
パラメータ

_init

string型

正常値

defに示す定義値を、1文字で指定する

def

この面の文字処理定義を返却します。

シンタックス
_def = map.def
パラメータ

_def

string型

正常値

長さ0xFFFF+1の文字列で、1文字目が文字コード0000の情報、2文字目が文字コード0001の情報、というように、1つの文字コードの情報を1文字で表現した文字列。

1文字の情報は次の4通りで表される。

  • "0" : クライアントのフォントで表示される、入力可能文字

  • "1" : サーバ側の画像で表示される、入力可能文字

  • "2" : クライアントのフォントで表示される、入力不可(無効)文字

  • "3" : サーバ側の画像で表示される、入力不可(無効)文字

undefined/nullあるいは後半を省略した定義文字列の場合はinitを使用する。

注意

パラメータ_initおよび_defはいずれも省略可能です。省略した場合は、全て"0"と指定したことになります。

8.10.2.2 使用例

<SCRIPT>
var map = [                                                                                  1.
        {init:"0", def:"0000000000...省略...1111111111...省略...0000000000"},                 2.
        {init:"2"},                                                                          3.
        {init:"1"},                                                                          4.
        {init:"2"},                                                                          5.
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"},
        {init:"2"}]
</SCRIPT>
...
<JSVRAX:textarea JSVRAX:charBehavMap="map">今日はいい天気でした<JSVRAX:textarea>                 6.
  1. 0~16面までの文字処理定義(JSVRAX.Utility.CharBehavior.DimensionMap配列型)を定義

  2. 0面の文字処理定義。初期値0(通常文字)、外字は1(サーバ字形)。

  3. 1面はすべて2(無効文字)。

  4. 2面はすべて1(サーバ字形)。

  5. 3~16面はすべて2(無効文字)。

  6. 1で宣言した文字処理定義をTextarea HTCに指定。

注意

0面に対し、init:"1"などというように、すべての文字をサーバ字形にした場合、サーバおよびクライアントに大きな負荷がかかります。必要な文字のみサーバ字形に設定するようにしてください。

参考

「運用ガイド」の4.4節で、文字処理定義のサンプルについて説明しています。そちらも参照してください。