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FUJITSU Software

8.3.2 API

本HTCはエレメントビヘイビアであり、一般的なエレメントビヘイビアの機能に本HTCの独自実装を加えたものが、本HTCの全機能となります。ここでは、本HTCの独自実装についてのみ説明します。

参考

「エレメントビヘイビア」とは、HTCをHTMLのカスタムエレメントとして扱えるInternet Explorerの技術で、idプロパティやsetAttribute()メソッドなど、DOMエレメントの基本的なインタフェースを持っています。

利用可能/不可能なインタフェースなどについて詳細は「8.11 エレメントビヘイビアのインタフェースについて」を参照してください。

注意

  • 本HTCの拡張プロパティを途中で変更しないでください。

  • 本HTCを動的に削除しないでください。

8.3.2.1 実装モジュールのURL

/%JSVRAX_PATH%/Environment.htc

8.3.2.2 HTC情報

namespace

JSVRAX

注意

  • タグおよびJSVRAXが拡張実装するプロパティ/イベントに付加してください。

  • 変更してはいけません。

name

jsvrax_environment

注意

通常は不要です。使い方については、Internet ExplorerのHTCに関するドキュメントを参照してください。

urn

http://jsvr.fujitsu.com/client/jsvrax/environment

注意

通常は不要です。使い方については、Internet ExplorerのHTCに関するドキュメントを参照してください。

tagName

environment

コンテンツ

なし

8.3.2.3 拡張プロパティ

rootURL

JSVRAXのルートURLを設定/返却します。

シンタックス
HTMLの場合
<ELEMENT JSVRAX:rootURL="_url"... >
Scriptの場合
element["JSVRAX:rootURL"] = _url

上記のような一般的なDOMアクセス

パラメータ

_url

string型

正常値

利用者のWebページから見たJSVRAXのWebアプリケーションのURL

デフォルト

/JSVRAX/

判定/補正

実行時/なし

WSRootURL

JSVR-CSVサービスのルートURLを設定/返却します。

シンタックス
HTMLの場合
<ELEMENT JSVRAX:WSRootURL="_url"... >
Scriptの場合
element["JSVRAX:WSRootURL"] = _url

上記のような一般的なDOMアクセス

パラメータ

_url

string型

正常値

利用者のWebページから見たJSVR-CSVサービスのURL

デフォルト

/jsvr_csv/csv/

判定/補正

実行時/なし

8.3.2.4 拡張メソッド

なし。

8.3.2.5 拡張イベント

onbeforenotify

JSVRAXの各通知処理の前に発生します。

シンタックス
HTMLの場合
<ELEMENT JSVRAX:onbeforenotify="handler"...>
Scriptの場合
element["JSVRAX:onbeforenotify"] = handler

上記のような一般的なDOMアクセス

event情報

キャンセラブル

Yes

デフォルト処理

JSVRAXのデフォルトの通知を行う。種別によって通知方法は異なる。

詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

event属性

srcUrn

説明

一般属性。本HTCのURN。

returnValue

説明

一般属性

boolean型

jsvrax_targetElement

説明

独自属性

エレメントオブジェクト型

正常値

情報通知時にターゲットとなっていた入力部品エレメント。特定できない場合はnull。

jsvrax_id

説明

独自属性

string型

正常値

ID。詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

jsvrax_type

説明

独自属性

string型

正常値

情報の場合は"INF"、警告の場合は"WRN"、エラーの場合は"ERR"。

jsvrax_message

説明

独自属性

string型

正常値

エラーの説明メッセージ。詳細は「8.12 通知情報」を参照のこと。

注意

プログラム等で通知を特定する場合は、jsvrax_idを使用し、jsvrax_messageは使用しないでください。

8.3.2.6 拡張スタイル

なし。

8.3.2.7 使用例

<HTML xmlns:JSVRAX>                                                              1.
<HEAD>
<?IMPORT namespace="JSVRAX" implementation="/JSVRAX/Environment.htc" >           2.
<JSVRAX:environment />                                                           3.
...
  1. 「JSVRAX」というnamespaceを宣言。

  2. 宣言したnamespaceに実装モジュールをインポート。

  3. namespace付きで本HTCをWebページに追加。