次のように設定する場合を例として説明します。
設定項目 | 値 |
---|---|
クラスタ名 | jsvrcluster |
JSVR-CSVサービスのWARファイル名 | jsvr_csv.war |
Charset-Web入力のインストール先 | /opt/FJSVjsvr |
注意
本手順では、Interstage Java EE 7 DAS サービスが起動済、かつログイン済であることを前提としています。
Interstage Application Serverの「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」も参照してください。
JSVR-Webサービス環境ファイルを、運用する環境にあわせて設定します。詳しくは、以下のとおり参照してください。
参照事項 | 参照先 |
---|---|
JSVR-Webサービス環境ファイルの格納位置 | 「コマンドリファレンス」の5.1.1項 |
設定時の注意事項 | 「コマンドリファレンス」の5.1.3項 |
設定項目の説明 | 「コマンドリファレンス」の5.2節 |
注意
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER、WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET、およびWEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSETについては、次のように設定してください。
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true(JSVR-CSVインタフェースのレスポンスに情報ヘッダが付加されるように設定する)
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J(JSVR-CSVインタフェースのレスポンスデータの文字コード名を"csWindows31J"に設定する)
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=csWindows31J(JSVR-CSVインタフェースのリクエストデータの文字コード名を"csWindows31J"に設定する)
例
JSVR-Webサービス環境ファイル(/opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS/WEB-INF/classes/Users.properties)の各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
GLYPH.FONT_DIR=/opt/FJSVjsvr/fonts CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS ★運用文字コードを指定する HWRECOG.SERVICE_PORT=8088 WEBSERVICE.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR ★Java EE 7環境の場合はこのように設定する WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH=/opt/FJSVjsvr/logs WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true ★初期値のまま、変更しない WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J ★初期値のまま、変更しない WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=csWindows31J ★初期値のまま、変更しない
JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。
項目名 | 値 |
---|---|
名前 | CMWEB.JSVR |
データソースクラス名 | com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource |
リソースタイプ | javax.sql.ConnectionPoolDataSource |
項目名 | 値 |
---|---|
初期および最小プールサイズ | 10 |
最大プールサイズ | 10 |
プールサイズ変動量 | 1 |
項目名 | 値 |
---|---|
検証方法 | table |
テーブル名 | RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE |
項目名 | 値 |
---|---|
databaseName | ICMWA000.JSVR |
networkProtocol | symfold |
user | jsvr_usr |
password | jsvr_psw |
SYMOption | schema=JSVR |
ctuneparam | 'CLI_WAIT_TIME=(30)' |
注意
追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。
例
コマンドラインでの設定例
# asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1 --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw:SYMOption=schema\\=JSVR:ctuneparam=\"\'CLI_WAIT_TIME=\(30\)\'\" CMWEB.JSVR
上記のコマンドは1行で入力する。
青字の部分は、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。
1. クラスタの作成
次の手順でクラスタを作成します。
手順
IJServerクラスタを作成します。
PCMIサービスの環境変数に次の2つの値を指定します。
SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys RDBNAME=ICMWA000
作成したクラスタのJava VMの定義項目に対して、次のように設定します。
-Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys -Djava.awt.headless=true
/opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar /opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar
作成したクラスタのJDBCリソースに、「6.9.2.2 JDBCデータソース管理の設定」で作成したJDBC接続プールを関連付けします。
例
手順1.に対するコマンドラインでの設定例
# asadmin create-cluster jsvrcluster # asadmin create-local-instance --cluster jsvrcluster jsvrserver
手順2.に対するPCMIプロファイルの作成先
/var/opt/FJSVisje7/pcmi/isje7/profile/jsvrprofile.xml
手順2.に対するPCMIプロファイルの設定内容
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Profile xmlns="http://pcmi.interstage.fujitsu.com/Profile"> <EnvironmentVariables> <Variable>SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys</Variable> <Variable>RDBNAME=ICMWA000</Variable> </EnvironmentVariables> </Profile>
手順3.に対するコマンドラインでの設定例
# asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=jsvrprofile.xml # asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys "-Djava.awt.headless=true"でない場合は、次のようにtrueを設定する # asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Djava.awt.headless=true
手順4.に対するマニフェストファイルの作成先
/opt/FJSVjsvr/sample/MANIFEST.MF
手順4.に対するマニフェストファイルの設定内容
Class-Path: /opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar /opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar<改行>
手順4.に対するコマンドラインでの設定例
# cd /opt/FJSVjsvr/sample # jar cvfm jsvrmanifest.jar MANIFEST.MF # chmod 644 /opt/FJSVjsvr/sample/jsvrmanifest.jar # cp -p /opt/FJSVjsvr/sample/jsvrmanifest.jar /var/opt/FJSVisje7/domains/domain1/lib # touch /opt/FJSVisje7/var/domains/domain1/config/domain.xml # asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR
2. WARファイルを作成
次の手順で、WARファイルを作成します。
手順
コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS"ディレクトリに移動します。
jarコマンドを使用して、JSVRCSVWSディレクトリ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。
例
コマンドライン操作の例
# cd /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS # jar -cf jsvr_csv.war *
3. クラスタへWARファイルを配備
次の手順で、クラスタへWARを配備します。
手順
1. コマンドライン上で、" Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS"ディレクトリに移動します。
2. asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。
例
コマンドライン操作の例
# cd /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS # asadmin deploy --target jsvrcluster jsvr_csv.war
4. クラスタへJSVRAXを配備
asadminコマンドを使用して、「1. クラスタの作成」で作成したクラスタへ"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRAX"を配備します。
例
コマンドライン操作の例
# asadmin deploy --target jsvrcluster "/opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRAX"
5. クラスタの起動
asadminコマンドを使用して、クラスタを起動します。
例
コマンドライン操作の例
# asadmin start-cluster jsvrcluster