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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド
FUJITSU Software

6.9.1 Interstage Application ServerのJava EE 7環境で運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

クラスタ名

jsvrcluster

JSVR-CSVサービスのWARファイル名

jsvr_csv.war

Charset-Web入力のインストール先

/opt/FJSVjsvr

注意

  • 本手順では、Interstage Java EE 7 DAS サービスが起動済、かつログイン済であることを前提としています。

  • Interstage Application Serverの「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」も参照してください。

6.9.1.1 JSVR-Webサービス環境ファイルの設定

JSVR-Webサービス環境ファイルを、運用する環境にあわせて設定します。詳しくは、以下のとおり参照してください。

参照事項

参照先

JSVR-Webサービス環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス」の5.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス」の5.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス」の5.2節

注意

WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER、WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET、およびWEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSETについては、次のように設定してください。

  • WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true(JSVR-CSVインタフェースのレスポンスに情報ヘッダが付加されるように設定する)

  • WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J(JSVR-CSVインタフェースのレスポンスデータの文字コード名を"csWindows31J"に設定する)

  • WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=csWindows31J(JSVR-CSVインタフェースのリクエストデータの文字コード名を"csWindows31J"に設定する)

JSVR-Webサービス環境ファイル(/opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS/WEB-INF/classes/Users.properties)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=/opt/FJSVjsvr/fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                          ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
WEBSERVICE.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR                       ★Java EE 7環境の場合はこのように設定する
WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH=/opt/FJSVjsvr/logs
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true                            ★初期値のまま、変更しない
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J           ★初期値のまま、変更しない
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=csWindows31J            ★初期値のまま、変更しない

6.9.1.2 JDBCデータソース管理の設定

JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。

一般設定

項目名

名前

CMWEB.JSVR

データソースクラス名

com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource

リソースタイプ

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

プール設定

項目名

初期および最小プールサイズ

10

最大プールサイズ

10

プールサイズ変動量

1

接続検証

項目名

検証方法

table

テーブル名

RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE

追加プロパティ

項目名

databaseName

ICMWA000.JSVR

networkProtocol

symfold

user

jsvr_usr

password

jsvr_psw

SYMOption

schema=JSVR

ctuneparam

'CLI_WAIT_TIME=(30)'

注意

追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

コマンドラインでの設定例

# asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1 --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw:SYMOption=schema\\=JSVR:ctuneparam=\"\'CLI_WAIT_TIME=\(30\)\'\" CMWEB.JSVR

上記のコマンドは1行で入力する。

青字の部分は、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。

6.9.1.3 サーブレットコンテナへの配備

1. クラスタの作成

次の手順でクラスタを作成します。

手順

  1. IJServerクラスタを作成します。

  2. PCMIサービスの環境変数に次の2つの値を指定します。

    SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys
    RDBNAME=ICMWA000
  3. 作成したクラスタのJava VMの定義項目に対して、次のように設定します。

    JavaVMのオプション
    -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys
    -Djava.awt.headless=true
    クラスパスのサフィックス
    /opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar
    /opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar
  4. 作成したクラスタのJDBCリソースに、「6.9.2.2 JDBCデータソース管理の設定」で作成したJDBC接続プールを関連付けします。

手順1.に対するコマンドラインでの設定例

# asadmin create-cluster jsvrcluster
# asadmin create-local-instance --cluster jsvrcluster jsvrserver

手順2.に対するPCMIプロファイルの作成先

/var/opt/FJSVisje7/pcmi/isje7/profile/jsvrprofile.xml

手順2.に対するPCMIプロファイルの設定内容

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
  <Profile xmlns="http://pcmi.interstage.fujitsu.com/Profile">
    <EnvironmentVariables>
      <Variable>SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys</Variable>
      <Variable>RDBNAME=ICMWA000</Variable>
    </EnvironmentVariables>
  </Profile>

手順3.に対するコマンドラインでの設定例

# asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=jsvrprofile.xml
# asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys

"-Djava.awt.headless=true"でない場合は、次のようにtrueを設定する
# asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \\-Djava.awt.headless=true

手順4.に対するマニフェストファイルの作成先

/opt/FJSVjsvr/sample/MANIFEST.MF

手順4.に対するマニフェストファイルの設定内容

Class-Path: /opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar /opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar<改行>

手順4.に対するコマンドラインでの設定例

# cd /opt/FJSVjsvr/sample
# jar cvfm jsvrmanifest.jar MANIFEST.MF
# chmod 644 /opt/FJSVjsvr/sample/jsvrmanifest.jar
# cp -p /opt/FJSVjsvr/sample/jsvrmanifest.jar /var/opt/FJSVisje7/domains/domain1/lib
# touch /opt/FJSVisje7/var/domains/domain1/config/domain.xml
# asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR

2. WARファイルを作成

次の手順で、WARファイルを作成します。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS"ディレクトリに移動します。

  2. jarコマンドを使用して、JSVRCSVWSディレクトリ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。

コマンドライン操作の

# cd /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS
# jar -cf jsvr_csv.war *

3. クラスタへWARファイルを配備

次の手順で、クラスタへWARを配備します。

手順

1. コマンドライン上で、" Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS"ディレクトリに移動します。

2. asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。

コマンドライン操作の

# cd /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRCSVWS
# asadmin deploy --target jsvrcluster jsvr_csv.war

4. クラスタへJSVRAXを配備

asadminコマンドを使用して、「1. クラスタの作成」で作成したクラスタへ"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRAX"を配備します。

コマンドライン操作の

# asadmin deploy --target jsvrcluster "/opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRAX"

5. クラスタの起動

asadminコマンドを使用して、クラスタを起動します。

コマンドライン操作の

# asadmin start-cluster jsvrcluster