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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド
FUJITSU Software

6.7.2 Interstage Application ServerのJava EE環境で運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

クラスタ名

jsvrcluster

インスタンス名

jsvrserver

プール名

CMWEB.JSVR

JNDI名

jdbc/CMWEB.JSVR

Charset-Web入力のインストール先

/opt/FJSVjsvr

6.7.2.1 環境ファイルの設定

環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。

詳しくは、以下のとおり参照してください。

参照事項

参照先

環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス」の4.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス」の4.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties)

環境ファイル(/opt/FJSVjsvr/j_svr/WEB-INF/JapanistSVR.ini)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

[SYSTEM]
JSVRChecker=false                            ★(*1)
WEBMASTER_NAME=あいうえお                    ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012                 ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz                   ★運用環境に応じて設定する

[ENV]
SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/
PNG_PATH=/j_svr/fontserver
GRID_PATH=/j_svr/grid
HTML_CHARSET=Windows-31J                     ★運用文字コードに応じて設定する
LOG_PATH=/opt/FJSVjsvr/logs

[UI]
CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12)                ★(*2)
CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2)
CANDIDATEEX_ADRS_DICT=
SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8)
THEME=BLUELIGHT
;CLIENTFONT=MS 明朝
;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN=
ADDRESS_PRIORITY=

*1 : 本マニュアルの手順に従ってインストールする場合は、この時点でJSVRCheckerの値をtrueにして、運用前の準備・確認用に、JSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。なお、JSVRCheckerを使用し終わったら、この値をfalseにしてWARファイルの作成と再配備を行い、JSVRCheckerを使用不可能な状態にしてください。

*2 : Internet Explorer 11の標準状態では、[F12]キーが「Internet Explorer開発者ツール」の起動に割り当てられているため、JSVR部品の文字検索ダイアログ起動に標準で割り当てられているキーと重複します。これを回避するために、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を適切に変更してください。
例えば、JSVR部品の文字検索ダイアログを[F9]キーで起動するように設定する場合は、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を"120(F9)"に変更してください。

環境ファイル(/opt/FJSVjsvr/j_svr/WEB-INF/classes/Users.properties)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=/opt/FJSVjsvr/fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                        ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
JSVR.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR                           ★Java EE環境の場合はこのように設定する

6.7.2.2 JDBCデータソース管理の設定

次の手順で設定します。

  1. JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。

    一般設定

    項目名

    名前

    CMWEB.JSVR

    データソースクラス名

    com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource

    リソースタイプ

    javax.sql.ConnectionPoolDataSource

    プール設定

    項目名

    初期および最小プールサイズ

    10

    最大プールサイズ

    10

    プールサイズ変動量

    1

    接続検証

    項目名

    検証方法

    table

    テーブル名

    RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE

    追加プロパティ

    項目名

    databaseName

    ICMWA000.JSVR

    networkProtocol

    symfold

    user

    jsvr_usr

    password

    jsvr_psw

    SYMOption

    schema=JSVR

    ctuneparam

    'CLI_WAIT_TIME=(30)'

    注意

    追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

    コマンドラインでの設定例

    # asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource
     --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1
     --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE
     --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw:
    SYMOption=schema\\=JSVR:ctuneparam=\'CLI_WAIT_TIME\\=\(30\)\' CMWEB.JSVR

    上記のコマンドは1行で入力する。

    青字の部分は、「6.5.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。

  2. クラスタを作成します。

    コマンドラインでの設定例

    # asadmin create-cluster --newinstances jsvrserver jsvrcluster
  3. 作成したクラスタに対して環境設定を行います。設定内容は次のとおりです。

    環境変数
    SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys
    RDBNAME=ICMWA000
    JavaVMのオプション
    -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys
    -Djava.awt.headless=true
    クラスパスのサフィックス
    /opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar
    /opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar

    コマンドラインでの設定例

    # asadmin set jsvrcluster.ijserver-control.environment-variable="SYMFO_INS_DIR=/opt/FJSVjsvr/rdbsys,RDBNAME=ICMWA000"
    # asadmin set jsvrcluster.java-config.classpath-suffix="/opt/FJSVjsvr/rdbsys/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar:/opt/FJSVjsvr/jsvrcore/jsvr.jar"
    # asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \-Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=/opt/FJSVjsvr/rdbsys
    # asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster \-Djava.awt.headless=true

    注意

    JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、クラスパスのサフィックスに、次の値もあわせて設定してください。

    /opt/FJSVjsvr/j_svr/WEB-INF/lib/jsvrtaglib.jar
  4. クラスタからJDBC接続を利用できるように設定します。設定内容は次のとおりです。

    JNDI名

    jdbc/CMWEB.JSVR

    プール名

    CMWEB.JSVR

    ターゲット

    jsvrcluster

    コマンドラインでの設定例

    # asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR

6.7.2.3 サーブレットコンテナへの配備

1. WARファイルの作成

次の手順で、WARファイルを作成します。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先/j_svr"ディレクトリに移動します。

  2. jarコマンドを使用して、j_svrフォルダ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。

コマンドライン操作の

# cd /opt/FJSVjsvr/j_svr
# jar -cf j_svr.war *

2. クラスタへWARを配備

次の手順で、クラスタへWARを配備します。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先/j_svr"ディレクトリに移動します。

  2. asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。

コマンドライン操作の

# cd /opt/FJSVjsvr/j_svr
# asadmin deploy --target jsvrcluster j_svr.war

3. クラスタの起動

asadminコマンドを使用して、クラスタを起動します。

コマンドライン操作の

# asadmin start-cluster jsvrcluster