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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド
FUJITSU Software

1.2.4 V9.3

◆製品の構成

[変更内容]

Charset-Web入力の運用辞書を管理するデータベースを、従来のMySQLから富士通製データベース「Symfoware」(非一般製品版)に置き換えました。なお、本製品のマニュアルでは、このデータベースを"内部データベース"と呼びます。

[影響と対処]

次のとおりです。

項番

影響範囲

影響の内容

対処

1

インストール先のLinuxシステム

同じLinuxシステムに、本製品と、「ICMWA000」の名前を持つSymfoware RDBシステムとは共存できません。

両者を共存させないでください。

例えば、本製品のインストール先のLinuxシステムに「ICMWA000」の名前を持つSymfoware RDBシステムが存在する場合は、これを削除してから本製品をインストールしてください。

2

次の各手順

  • インストール

  • アンインストール

  • 運用文字コードの変更

  • 運用形態の変更

手順が変わります。

V9.3のマニュアルに説明されている各手順にしたがって作業を行ってください。

3

辞書反映ツールの環境ファイル

設定項目の変更があります。

V9.3での仕様については、「コマンドリファレンス」の3.4節を参照してください。

また、以前のバージョン・レベルとの違いについては、「B.1.3 辞書反映ツールの設定ファイル」を参照してください。

4

環境ファイル

ファイルが2つに増えます。また、設定項目の変更があります。

V9.3での仕様については、「コマンドリファレンス」の第4章を参照してください。

また、以前のバージョン・レベルとの違いについては、「B.1.1 環境ファイル」を参照してください。

5

JSVR-Webサービス環境ファイル

設定項目の変更があります。

V9.3での仕様については、「コマンドリファレンス」の第5章を参照してください。

また、以前のバージョン・レベルとの違いについては、「B.1.2 JSVR-Webサービス環境ファイル」を参照してください。

6

次の各機能が出力するログ情報

  • 辞書反映ツール

  • JSVR部品

  • JSVR-Webサービス

追加・削除されたログ情報があります。

V9.3での仕様については、「運用ガイド」の付録Bを参照してください。

また、以前のバージョン・レベルとの差分については、「B.2 エラー情報/ログ情報の変更点」を参照してください。

なお、以前のバージョン・レベルでのログ情報の詳細については、以前のバージョン・レベルのマニュアルで確認してください。

7

必要なメモリ容量

V9.3の場合

768Mバイト以上

以前の場合

256Mバイト以上

V9.3で必要とされる環境にて運用してください。

8

必要なディスク容量

V9.3の場合

インストール時に必要な容量の内訳

  • /usr : 2Mバイト以上

  • /etc : 2Mバイト以上

  • /opt : 42Mバイト以上

  • /var/opt : 60Mバイト以上

  • インストール先(通常は/opt) : 250Mバイト

動作時に、上記に加えて /opt に1.2Gバイト以上必要。

運用KUIN住所辞書・運用KUIN氏名辞書を使用する場合は、/opt にさらに1.1Gバイト以上必要。

以前の場合

インストール時に必要な容量の内訳

  • /usr : 90Mバイト以上

  • /etc : 1Mバイト以上

  • /opt : 210Mバイト以上

動作時に、上記に加えて /opt に1Gバイト以上必要。

運用KUIN住所辞書・運用KUIN氏名辞書を使用する場合は、/opt にさらに2.5Gバイト以上必要。

V9.3で必要とされる環境にて運用してください。

9

基盤コード運用

基盤コードからも、他の運用文字コードへ変更できます。

変更手順については、「運用ガイド」の付録Cを参照してください。

10

JSVR-Webサービス

単語辞書/KUIN氏名辞書の検索API(getWords、getWordsByKuinName)において、読みソート(sortOrders=YOMI)の順番が変わります。

例)

V9.3の場合

!→」→1→A→a→あ→ヴ (シフトJIS順)

以前の場合

あ→ヴ→!→1→A→a→」 (Unicode順)

ありません。

11

JSVR部品/JSVR-Webサービスの配備プロセス

JSVR部品/JSVR-Webサービスを配備したプロセス(Java EE/J2EE)に、以下を利用したWebアプリケーションを配備することはできません。

  • Symfowareクライアント

  • Interstage Business Application Serverの高信頼性ログ機能

JSVR部品/JSVR-Webサービスと、左記のWebアプリケーションとは、別プロセスに配備してください。

◆動作環境

[変更内容]

次の動作環境への対応を取りやめました。

動作OS
  • Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)

  • Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)

  • Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)

  • Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)

Webサーバおよびサーブレットコンテナ

Interstage Application Server V9.x

JSVR部品運用/JSVRAX運用の場合のクライアントOS

Windows 2000 Professional

[影響]

上記の環境での運用を希望する場合。

[対処]

ありません。本バージョンの動作環境にて運用してください。

◆手書き文字認識サービス

[変更内容]

実行ファイルのファイル名およびパスを次のように変更しました。

変更後(本バージョン・レベル)

変更前(前バージョン・レベル)

/etc/init.d/FJSVwhwr

/opt/FJSVjsvr/service/HWRecog/S99FJSVwhwr

[影響]

手書き文字認識サービスの実行ファイルを呼び出すような処理を組んでいる場合。

[対処]

実行ファイルのファイル名およびパスを、本バージョン・レベルにあわせて変更してください。