ここでは、辞書反映ツールの使用方法について説明します。
実行ファイル
Charset-Web入力インストール先/pio/QGFWPIO
呼び出し形式
QGFWPIO
実行手順
部門サーバのWebサーバおよびサーブレットコンテナを停止します。
カレントディレクトリを、実行ファイルが存在するディレクトリに移動し、辞書反映ツールを実行します。
例
コマンドライン操作の例
# cd /opt/FJSVjsvr/pio # ./QGFWPIO
JSVRFXをアーカイブし再配備します。
例
コマンドライン操作の例(Interstage Application Server のJava EE 7環境の場合)
# cd /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRFX # jar -cf JSVRFX.war * # asadmin deploy --force --target jsvrcluster JSVRFX.war
実行が終了後、Webサーバおよびサーブレットコンテナを起動します。
注意
スーパーユーザーで実行してください。
辞書反映ツール実行後に、JSVRFXをアーカイブし再配備する必要があります。
JAVA_HOME環境変数に、Charset-Web入力が動作するサーブレットで使用されるJDKが設定されていない場合は、辞書反映ツールの実行前に、コマンドライン上で一時的にJAVA_HOME環境の設定を変更してください。
サーブレットコンテナが使用するJDKが"/opt/FJSVawjbk/jdk8"にインストールされているが、JAVA_HOME環境に設定されていない場合:
# export JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk8 # cd /opt/FJSVjsvr/pio # ./QGFWPIO
JAVA_HOME環境変数に設定されたJavaのアーキテクチャが判定できない場合は、次のメッセージが表示されます。
## Java architecture cannot be judged ## ## abnormal end ## Please specify parameter(-Java_32 or -Java_64).
この場合、本製品でサポートされているJavaかどうか確認してください。サポートされている場合は、起動パラメタに"-Java_64"(64ビット版の場合)を指定してください。
辞書反映ツールの実行後は、Webサーバおよびサーブレットコンテナを起動した時点でシステムが運用可能状態であることを確認してください。方法については、「導入ガイド JSVRFX編」の5.8節を参照してください。
出力情報
辞書反映ツールを実行すると、その結果がツールの復帰値として返されます。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
0以外 | 異常終了。 |
その他、実行の経過および、エラーが発生した場合はその情報が、Linuxの標準出力へ出力されます。また、同じ内容が、"pio.log"ファイルに書き込まれます。このファイルの位置は、設定ファイルの"PIO_LOG_PATH"で設定したディレクトリです。
参考
pio.logファイルのパスは通常、次のとおりです。
/opt/FJSVjsvr/logs/pio.log
標準出力およびpio.logファイルへ出力する情報の一覧については、「運用ガイド JSVRFX編」の付録B.1を参照してください。
◆設定ファイル
「3.4 設定ファイル」を参照してください。