ここでは、FUJITSU Cloud Service for OSS 環境でのPRIMECLUSTERのサポート範囲について説明します。
クラスタノード数:2ノード
クラスタシステムの運用形態: 1:1運用待機、相互待機
ネットワーク構成:
クラスタを構成する仮想サーバと管理クライアントは同一アベイラビリティゾーン、同一サブネットに属すること
クラスタインタコネクトは、管理LAN や業務LAN、GDS のサーバ間ミラーリングで使用するネットワークから独立したネットワークにすること
クラスタを構成する仮想サーバは、API エンドポイントと通信ができること
セキュリティグループ:
セキュリティ上、クラスタを構成する仮想サーバ間でセキュリティグループを1つ設定すること
クラスタを構成する仮想サーバと管理クライアント間で別のセキュリティグループを設定すること
クラスタを構成するノード以外との通信ができないように、クラスタインタコネクト用のセキュリティグループを設定すること
仮想サーバOS、クラスタインタコネクト異常
クラスタインタコネクト(LAN)定周期監視によりOSのハングアップを検出し、待機系に切り替えます。
共用ディスクおよびディスクアクセスパス異常
ボリューム管理機能(GDS)と組み合わせることで、ディスクアクセスおよび、ディスクアクセスパスの故障を検出(Gdsリソースで監視)し、ディスクアクセス不可または、ディスクアクセスパスの全系故障の場合に待機系に切り替えます。
クラスタアプリケーション異常
クラスタアプリケーションのリソース異常発生時に待機系に切り替えます。
注意
アベイラビリティゾーン間で構築された仮想サーバで、PRIMECLUSTERを使用することはできません。
各仮想サーバは、それぞれ別の物理ホスト上で起動するように設定してください。
仮想サーバのデータ引継ぎを行うために、GDSのサーバ間ミラーリングの設定が必要です。
仮想サーバのIPアドレス引継ぎを行うために、Global Link Services(以降、GLS)の仮想NIC方式の設定が必要です。
仮想サーバに対するスナップショットはOSを停止した状態のみ取得可能です。
PRIMECLUSTERの以下の機能は使用できません。
Global File Services
GDS Snapshot
GDSのルートクラスとローカルクラス
GDSのシングルボリュームおよび、ネットミラー以外のタイプのディスクグループ (ミラー 、ストライプ、コンカチネーション、スイッチ)
スケーラブル運用
引継ぎネットワークリソースを使用したクラスタアプリケーション
FUJITSU Cloud Service for OSS の以下の機能は使用できません。
オートスケール
オートフェイルオーバ
FUJITSU Cloud Service for OSS 上のプロジェクト内で、重複した仮想サーバ名は使用できません。
FUJITSU Cloud Service for OSS 環境の仮想サーバは、コンソールの使用ができません。シングルユーザモードにはしないでください。
Symfoware Server(Native) は使用できません。