インストール時間
本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約10分です。
システム環境の確認
OSの確認
以下のコマンドにより、本ソフトウェアをインストールするOSのバージョンが、「2.1 ソフトウェア環境」の基本ソフトウェア名に対応したものであることを確認してください。
# uname -r <Return>
NetworkManagerサービス停止の確認
[Red Hat Enterprise Linux 7の場合]
PRIMECLUSTERは、Red Hat Enterprise Linux 7において、NetworkManagerサービスをサポートしていません。
NetworkManagerサービスの自動起動が無効であることを確認してください。
以下のコマンドを実行し、自動起動の設定が"disabled"になっていることを確認してください。
# /usr/bin/systemctl is-enabled NetworkManager.service <Return> disabled
"enabled"になっている場合、以下のコマンドを実行してサービスを停止してください。
# /usr/bin/systemctl stop NetworkManager.service <Return> # /usr/bin/systemctl disable NetworkManager.service <Return>
[Red Hat Enterprise Linux 8の場合]
NetworkManagerサービスの自動起動が有効であることを確認してください。
以下のコマンドを実行し、自動起動の設定が"enabled"になっていることを確認してください。
# /usr/bin/systemctl is-enabled NetworkManager.service <Return> enabled
"disabled"になっている場合、以下のコマンドを実行してサービスを起動してください。
# /usr/bin/systemctl start NetworkManager.service <Return> # /usr/bin/systemctl enable NetworkManager.service <Return>
仮想環境でセキュアブートを有効にする場合は、PRIMECLUSTERの公開鍵をシステムに登録する必要があります。OSのマニュアルおよび仮想環境のマニュアルを参照して、下記の公開鍵をシステムに登録してください。
<DVDのマウントポイント>/Tool/etc/certs/fjmw_pubkey.der
パッケージの確認
本ソフトウェアをインストールする前に、「付録B インストールが必要なOSパッケージ」に記載のOSパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi <パッケージ>.<アーキテクチャ> <Retuen>
このコマンドがエラーとなる場合、OSのドキュメントに従いOSパッケージをインストールしてください。
本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
# rpm -qi FJSVhanet <Return>
上記の操作で、パッケージが出力された場合は既にインストールされていますので、環境設定ファイルを退避後に、出力されたパッケージをシステムから削除します。環境設定ファイルの退避方法については手順3.「環境設定ファイルの退避方法」を、パッケージの削除方法については「第4章 アンインストール」を参照してください。
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
環境設定ファイルの退避方法
本ソフトウェアには幾つかの環境設定ファイルがあります。本ソフトウェアをアップグレードする前に以下のコマンドを実行する事により、環境設定ファイルを退避することができます。コマンドの詳細については、「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)」の「4.6.1 環境定義ファイルの退避」を参照してください。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetbackup -d 退避先ディレクトリ <Return>
注意
Red Hat Enterprise Linux 7以前の環境で退避した環境定義ファイルは、Red Hat Enterprise Linux 8の環境で環境定義ファイルの復元に使用することはできません。