ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server Enterprise Edition V12.3.0 インストールガイド
FUJITSU Software

1.1.2 カスタムインストール

カスタムインストールにより、業務構築に最適な機能をインストールすることができます。
カスタムインストールは、以下の場合に使用できます。

なお、カスタムインストールでは、機能選択、またはパッケージ選択のいずれかのインストール方法を選択できます。また、インストール済の環境への追加インストールを実施することができます。

カスタムインストールで選択可能な機能は以下のとおりです。

機能

説明

標準インストール
対象機能

アプリケーションサーバの基本機能

Interstage Application Serverに必要な基本機能です。


(必須機能)

Java EE 7

GlassFish v4.1ベースのJava EE 7機能です。

マルチ言語サービスの基本機能

CORBAサービス、ワークユニット管理機能などマルチ言語サービスの基本機能です。

  

データベース連携サービス

データベース連携サービスです。

  

イベントサービス

アプリケーションプログラム間の通信をオブジェクトで非同期に行う機能です。

MessageQueueDirector

メッセージキューを基盤とした非同期通信機能です。

Portable-ORB

Javaクライアントの実行時にWebサーバからJavaランタイムをダウンロードして実行環境を構築するサービスです。

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

Apache HTTP Server Version 2.0ベースのWebサーバです。

  

Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)

Apache HTTP Server Version 2.2ベースのWebサーバです。

  

セキュア通信サービス

証明書・鍵管理機能、およびSSL通信機能です。

シングル・サインオン(業務サーバ)

Webベースのサービスに対応するアクセス制御を提供するサーバです。
JAAS APIを使用する場合は、実行環境に合わせ以下の機能も選択してください。

[Java EE 7を使用する場合]
Java EE 7、およびWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)

[Java EE 6を使用する場合]
Java EE 6、およびWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)

[J2EEを使用する場合]
J2EE互換

  

シングル・サインオン(認証サーバ)

ユーザID/パスワード、証明書をもとに利用者の認証を行うサーバです。

  

シングル・サインオン(リポジトリサーバ)

利用者の認証に必要な情報とWebサーバのサービスに対応するアクセス制御に必要な情報を管理するサーバです。

  

Interstageディレクトリサービス

Interstageの各サービスから使用できる、LDAPをベースとしたディレクトリサービス機能です。

Interstage管理コンソール

GUIによるInterstageの環境構築/運用操作/運用監視を提供する機能です。

  

Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server用)

Interstage HTTP Server用のWebサーバコネクタ機能です。

  

J2EE互換

Tomcat5.5ベースのServletサービス、Interstage EJBサービスなどを含むJ2EE互換機能です。

  

Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)

Interstage HTTP Server 2.2用のWebサーバコネクタ機能です。

  

Java SE 8

JDKまたはJREのバージョン8です。

Java SE 7

JDKまたはJREのバージョン7です。

  

Java EE 6

GlassFish v3.1ベースのJava EE 6機能です。


ポイント

マルチ言語サービスの基本機能、またはJ2EE互換機能を利用する場合、インストール時にシステム規模がsmallで設定されます。システム規模を変更する場合は、“運用ガイド(基本編)”を参照して変更してください。
また、選択された機能によって本製品のセットアップ形態が異なります。

  • J2EE互換機能(FJSVejb)を含む場合
    isinitコマンドで“isinit type1 EJB”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。

  • J2EE互換機能(FJSVejb)を含まない場合
    isinitコマンドで“isinit type1”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。