ページの先頭行へ戻る
Interstage Charset ManagerStandard Edition V9 使用手引書 拡張データ変換機能編
FUJITSU Software

2.5.4 wconv_setcodepadding

wconv_setcodepaddingについて説明します。

名前

wconv_setcodepadding  -  文字コード項目のパディングの有効/無効を指定する

形式

int wconv_setcodepadding    ( wconv_t        wd,
                              int             fpadding,
                              unsigned char * charpaddingdb, 
                              unsigned char * charpaddingsn ); 

wd wconv_open、またはwconv_openExが返却した変換情報テーブルの値を指定します。
fpadding パディングの有効/無効を指定します。
charpaddingdb パディングする場合の2バイトパディング文字を指定します。
charpaddingsn パディングする場合の1バイトパディング文字を指定します。

機能説明

wconv_setcodepaddingは、変換先レコードの項目のサイズが変換後のデータ長より長い場合に、残りの領域をパディングするかどうかを指定します。fpaddingには、以下のいずれかを指定します。

[CONV_CONTINUE]:

パディングを無効にします。

[CONV_PADDING]:

パディングを有効にします。

fpaddingにCONV_PADDINGを指定し、項目の最後の文字コードが1バイト文字だった場合、charpaddingsnで指定された文字でパディングします。項目の最後の文字コードが2バイトだった場合、charpaddingdbで指定された文字でパディングします。charpaddingsn、またはcharpaddingdbがNULLだった場合、0x00でパディングします。

wconv_setcodepaddingを呼び出さない場合は、fpaddingにCONV_CONTINUEが指定されたのと同じ変換を行います。

戻り値

カスタマイズに成功した場合は、0 を返却します。

カスタマイズに失敗した場合は、-1を返却します。

エラー

エラー情報は、wconv_error ()で取得します。

【エラーコード】

EINVAL:

変換情報テーブルが異常です。または、fpaddingの値が不当です。

wconv_setcodepadding関数の例

unsigned char psn[1] = { 0x5f };
unsigned char pdb[2] = { 0xff, 0x3f };
/* wconv_convert関数呼び出しまではwconv_open関数の例と同じ処理 */
wconv_setcodepadding( wd, CONV_PADDING, pdb, psn );
if ( ( wconv_convert( wd, &fromrecdata, &torecdata ) ) != 0x00 )
{
    wconv_error( wd, 1, &error );
}
wconv_close( wd );