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Interstage Charset ManagerStandard Edition V9 使用手引書 拡張データ変換機能編
FUJITSU Software

2.5.1 wconv_setreduction

wconv_setreductionについて説明します。

名前

wconv_setreduction  -  縮退変換するように文字コード変換情報をカスタマイズする

形式

int wconv_setreduction( wconv_t wd ); 

wd wconv_open、またはwconv_openExが返却した変換情報テーブルの値を指定します。

機能説明

wconv_setreductionは、縮退変換を行うように文字コード変換をカスタマイズします。

縮退変換の対象となる文字を、すでに他のコードに対応付けていた場合は、ユーザが指定した対応定義に従います。縮退変換については、“Charset Manager使用手引書 標準コード変換機能編”を参照してください。

コード系の組み合わせが以下の場合、縮退変換が可能になります。

変換元コード系

変換先コード系

変換対象文字

CDS_JASCII(字形重視)
CDS_JKANA(字形重視)

CDS_SJIS(SJIS(MS))

JEF のJIS1/2文字領域の78JIS 文字

CDS_JASCII(領域重視)
CDS_JKANA(領域重視)

CDS_SJIS(SJIS(MS))

JEF の拡張文字領域の83JIS 文字

CDS_U90

CDS_SJIS(SJIS(MS))

U90 のG1領域の78JIS 文字

戻り値

カスタマイズに成功した場合は、0 を返却します。

カスタマイズに失敗した場合は、-1を返却します。

エラー

エラー情報は、wconv_error ()で取得します。

【エラーコード】

ENOMEM:

領域不足が発生しました。

wconv_setreduction関数の例

/* wconv_convert関数呼び出しまではwconv_open関数の例と同じ処理 */
wconv_setreduction( wd );
if ( ( wconv_convert( wd, &fromrecdata, &torecdata ) ) != 0x00 )
{
    wconv_error( wd, 1, &error );
}
wconv_close( wd );