2.4.1 wconv_setnumpadding

wconv_setnumpaddingについて説明します。

名前

wconv_setnumpadding －  数値データ項目のパディングの有効／無効を指定する

形式

int wconv_setnumpadding( wconv_t wd, 
                         int fpadding,
                         unsigned char numpadding,
                         FLDTYPE type );

wd wconv_open、またはwconv_openExが返却した変換情報テーブルの値を指定します。
fpadding パディングの有効／無効を指定します。
numpadding パディングする場合のパディング数値を指定します。

機能説明

wconv_setnumpadding は、数値データ変換で変換エラーが起きた場合に、項目をパディングするかどうかを指定します。fpaddingには、以下のいずれかを指定します。

[CONV_CONTINUE]:: パディングを無効にします。

[CONV_PADDING]:: パディングを有効にします。

fpaddingにCONV_PADDINGを指定した場合、numpaddingで指定された数値でパディングします。

numpaddingがNULLだった場合、0x00でパディングします。

wconv_setnumpaddingを呼び出さない場合は、fpaddingにCONV_CONTINUEが指定されたのと同じ変換を行います。

戻り値

カスタマイズに成功した場合は、0 を返却します。

カスタマイズに失敗した場合は、-1を返却します。

エラー

エラー情報は、wconv_error ()で取得します。

【エラーコード】

EINVAL:: 変換情報テーブルが異常です。または、fpaddingの値が不当です。

例

wconv_setnumpadding関数の例

/* wconv_open関数呼び出しまではwconv_open関数の例と同様の処理 */
wconv_setnumpadding( wd, CONV_PADDING, 0, FLD_DISPLAY_UNSIGNED_A );
if ( ( wconv_convert( wd, &fromrecdata, &torecdata ) ) != 0x00 )
{
    wconv_error( wd, 1, &error );
}
wconv_close( wd );