エミュレータセッションの操作、およびセッションの状態を取得するためのオブジェクトです。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
Activate | 指定されたセッションに切り替え |
ChangeSessionProperty | 接続先相手名/IPアドレス、LU名、ポート番号の変更 |
Connect | セッションの接続 |
Disconnect | セッションの切断 |
GetProfile | プロファイル名の取得 |
IsConnected | 指定されたセッションの接続状態を確認 |
SetProfile | プロファイルの変更 |
注意
サーバAPIではプリンタセッションの制御は未サポートです。
指定セッションへの切り替え
指定されたセッションへ切り替えます。
●呼び出し形式
Activate(sessionNum)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
sessionNum | ディスプレイ:1~4の範囲で指定 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.Session.Activate(2); // セッション2へ切り替え
接続先相手名/IPアドレス、LU名、ポート番号の変更
セッション設定の接続先相手名/IPアドレス、LU名、ポート番号を変更します。
●呼び出し形式
ChangeSessionProperty(sessionNum, name, value)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 | |
---|---|---|---|
sessionNum | セッション番号を1~4の範囲で指定 | 省略できません | |
name | 設定するプロパティを示す文字列 | 省略できません | |
"TnServerAddress" | 接続先相手名/IPアドレス | ||
"TnLuName" | LU名 | ||
"TnPortNum" | ポート番号 | ||
"TnTerminalType" | 端末タイプ | ||
value | 設定を変更するプロパティの値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.Session.ChangeSessionProperty(1, "TnServerAddress", "192.1.1.1"); // 接続先IPアドレスを変更
セッションの接続
指定されたセッション番号のセッションを接続します。
●呼び出し形式
Connect(sessionNum)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
sessionNum | ディスプレイ:1~4の範囲で指定 プリンタ:5を指定 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。指定したセッションが使用中の場合、またはエラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.Session.Connect(1); // セッション1を接続
セッションの切断
アクティブなセッションを切断・終了します。
●呼び出し形式
Disconnect()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。セッションが未使用の場合、またはエラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.Session.Disconnect(); // セッションを終了
プロファイル名の取得
アクティブなセッションのプロファイル名を取得します。
●呼び出し形式
GetProfile()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとディスプレイプロファイル名を返します。エラーが発生した場合は、空文字を返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var profileName = dspemu.Session.GetProfile(); // プロファイル名を取得
セッションの接続状態の確認
指定されたセッションが接続済みの状態であるかを確認します。
●呼び出し形式
IsConnected(sessionNum)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
sessionNum | ディスプレイ:1~4の範囲で指定 | 省略できません |
●リターン値
指定されたセッションが接続状態の場合はtrueを返します。指定したセッションが未接続の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 if (dspemu.Session.IsConnected(1)) {
// DSP1は接続中です
}
プロファイルの変更
アクティブなセッションのプロファイルを指定されたプロファイルに変更します。
●呼び出し形式
SetProfile(profileName)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
profileName | 変更するプロファイル名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功した場合、または変更前・変更後のプロファイルが同一の場合はtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.Session.SetProfile("6680標準(Webスタイル)"); // プロファイルを"6680標準(Webスタイル)"へ変更
■共通
メンバ変数 | 説明 |
---|---|
dspemu | ユーザがインスタンスを生成したWsmgrDspemuオブジェクト |
result | コールバック関数の実行結果 true:正常 |