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WSMGR for Web V9 使用手引書
FUJITSU Software

16.3.10 コマンドラインによるユーザ操作履歴ビューアの使用方法

ユーザ操作履歴ビューアはコマンドラインからの実行が可能です。以下に使用方法を説明します。


■コマンドライン指定方法

【書式】

UlogConv.exe 履歴日付 出力ファイル名 [オプション]

  • コマンド名:UlogConv.exe
    <WSMGR for Webインストール先フォルダ>\wwwroot\bin配下にある、本ツールを指定してください。

  • 指定が必須な項目:

    履歴日付:

    出力したい操作履歴の記録日をYYYY/MM/DD形式で指定します。
    複数日の履歴を出力する場合は出力する履歴日付をダブルクォート(“)で囲んで指定してください。複数日の指定では、日付の特定による出力、または日付の範囲指定による出力が可能です。

    • 複数日を特定して出力:

      出力する履歴日付をカンマ(,)で区切ってください。
      例)UlogConv.exe "2015/12/01,2015/12/03,2015/12/05" Output.txt

    • 複数日を範囲指定で出力:

      出力する履歴日付の範囲をハイフン(-)でつないでください。
      例)UlogConv.exe "2015/12/01-2015/12/15" Output.txt

    出力ファイル名:

    履歴データを出力するファイル名を指定します。出力先のフォルダを指定する場合はフルパス、または相対パスで指定します。

  • オプション:
    指定は省略可能です。省略時は表の「初期値」が使用されます。

      

    記述形式

    値・意味

    初期値

    基本情報

    /D [フォルダパス]

    操作履歴ファイルを保存しているフォルダへのパス

    WSMGR for Webログフォルダ

    /W [WSMGR for Web IPアドレス/ホスト名]

    操作履歴を記録したWSMGR for WebサーバのIPアドレス、またはホスト名。
    この指定がない場合は、すべてのWSMGR for Webサーバ上から収集した履歴を出力します。

    指定なし

    /S [分割サイズ]

    出力ファイルの分割サイズ(MB)
    この設定は、/CSVを指定した場合は、無効となります。

    10MB

    /E[T/S]


    例)
    /ET
    /ES

    出力形式の選択

    T : マクロ形式
    S : 画面ビュー形式

    省略時はマクロ形式

    /CSV

    CSV形式で出力します。
    この指定がない場合は、テキスト形式で出力します。

    指定なし

    フィルタ項目

    /Fc [IPアドレス]

    ユーザ操作で利用された端末でフィルタリングします。

    省略時はフィルタによる抽出条件なし

    /Fh [IPアドレス/ホスト名]

    接続先でフィルタリングします。

    /Fu [WSMGR for Webユーザ名]

    WSMGR for Web ユーザでフィルタリングします。

    /Fi [接続情報]

    ユーザ操作で利用された接続アイコンの名前とLU番号でフィルタリングします。

    /FSt [開始時刻]

    開始時刻でフィルタリングします。

    形式は「hh:mm:ss」です。

    /Fet [終了時刻]

    終了時刻でフィルタリングします。

    形式は「hh:mm:ss」です。

    出力項目

    /O[t/c/w/h/u/i/e]

    /Oに続けて複数指定可能
    例)
    /Otchui

    /Ociu

    出力する項目の選択
    t : 時刻
    c : クライアントIP
    w : WSMGR for Web サーバIP
    h : ホスト名/ホストIP
    u : ユーザ名
    i : 接続情報
    e : 受信履歴(ホスト画面)

    省略時はすべて出力

    コード変換

    /Tf [コード変換タイプ]
    例)EBCDIC-カナ有りを指定
    /Tf 1

    6680英数カナ変換
    0 : EBCDIC-カナ無し
    1 : EBCDIC-カナ有り
    2 : EBCDIC-ASCII

    EBCDIC-カナ有り

    /Ti [コード変換タイプ]
    例)EBCDIC-カナ無しを指定
    /Ti 0

    3270英数カナ変換
    0 : EBCDIC-カナ無し
    1 : EBCDIC-カナ有り

    EBCDIC-カナ有り

    その他

    /R [桁数]

    出力データの折り返し桁数
    この設定は/CSVを指定した場合は、無効となります。

    80桁

    /DT

    日付・時刻の分割出力

    この指定はCSV形式の出力の場合のみ有効です。

    この指定がない場合は、日付と時刻は結合されて出力されます。

    指定なし

    /Q

    サイレントモード

    この指定がある場合は、ファイル出力はユーザ操作なしに、自動的に実行されます。

    指定なし

注意

V7.2L50よりコマンドの指定方法が一部変更になりました。

  • 履歴ファイルのフォルダパスはWSMGR for Webインストールフォルダ内のconfig\log\userlogに変更されました。

  • /FRオプションは使用できません。指定した場合は無視して処理を続行します。

【記述例】

2015年12月10日に記録された操作履歴より、WSMGR for Webユーザ名がUSER1の午前8時30分0秒~午後5時30分0秒までの履歴データをテキストファイルへ出力する場合

C:\wsmgrweb\wwwroot\bin\UlogConv.exe 2015/12/10 C:\UserOperate\151210_0.txt /Fu USER1 /FSt 08:30:00 /Fet 17:30:00

注意

  • コマンドラインによるユーザ操作履歴ビューア実行時の出力ファイルの上書き確認は行われません。

  • コマンドラインで指定される空白文字は各項目の区切りを意味します。項目に空白文字を含む場合はダブルクォート(“)で囲んでください。


■復帰値について

ユーザ操作履歴ビューアをコマンドライン入力で実行すると、処理結果に応じて復帰値を返します。

処理結果

復帰値

正常

フィルタの指定により、結果が0件になる場合も、正常で復帰します。

0

キャンセル終了
変換が行われずに終了したか変換をキャンセルしました。

1

指定された操作履歴が見つからない
指定内容に一致する履歴情報が記録されていません。コマンドラインの指定内容を確認してください。

2

指定されたテキスト/CSVファイルが作成できない
ファイル名が正しく指定されているか、または出力先フォルダのアクセス権などを確認してください。

3

コマンドラインに誤りがある
コマンドラインの指定内容を確認してください。

4

操作履歴のチェックで異常を検出した

5

データ解析で異常を検出した

6

出力先の空き容量が足りない
ディスクの空き容量を確認してください。

7

操作履歴の解析で継続不可能な異常を検出した

8

内部エラーが発生した

上記以外