履歴記録をテキスト、またはCSV形式で指定ファイルに保存することができます。
■画面の説明
テキスト形式
テキスト形式で出力します。このファイルはテキストエディタで開くことができます。
CSV形式
CSV(Comma-Separated Values)形式で出力します。CSV形式を扱える表計算アプリケーションやデータベースアプリケーションで開くことができます。
操作履歴から出力するテキスト/CSVファイルを指定します。
操作履歴からファイルへ出力する履歴データの項目の設定を行います。
エミュレータを操作した日付と時刻を出力します。
日付と時刻を別の項目として出力します。
この設定は出力形式が「CSV形式」を選択した場合に使用することができます。
エミュレータを操作したクライアントのIPアドレスを出力します。
操作履歴を記録したWSMGR for Web サーバのIPアドレスを出力します。
エミュレータが接続したホストのホスト名、またはIPアドレスを出力します。
エミュレータを操作してホストを使用したWSMGR for Webユーザ名を出力します。
エミュレータがホスト接続に使用した接続アイコン名とLU番号を出力します。
ホストから受信したエミュレータ画面を出力します。
画面ビュー形式
エミュレータ画面の形式で出力します。
マクロ形式
WSMGR for WebのマクロのType構文と同様の形式で出力します。
出力ファイルの最大サイズを1MBから20MBの範囲で指定します。
出力ファイルがここで指定するサイズを超えた場合、ファイル名の拡張子以前の終端に「番号」を付加し、新しい名前で保存します。ファイル保存先に保存するファイルと同じ名前のファイルが存在する場合は無条件に上書きされます。
「指定ファイル名(n).指定拡張子」の形式で保存されます。
n: 2からの半角数字の番号。一番目のファイルでは番号は省略されます。
例)ファイル名に「halog.txt」を指定し、設定サイズを超えた場合
「halog.txt」と「halog(2).txt」が保存されます。
この設定は出力形式が「テキスト形式」を選択した場合に使用することができます。
出力する操作情報の1行の最大値を指定します。端末情報は改行されません。
80桁以上9999桁以下を指定してください。
この設定は出力形式が「テキスト形式」を選択した場合に使用することができます。
操作履歴のコード変換方法を選択します。
ユーザ操作履歴出力ビューアは、この設定に従ってEBCDICコードを変換、出力します。
この設定はWSMGR for Web V7.2 L40 以前の履歴に対して有効です。
6680:(→「A.3 EBCDICコード表」参照)
3270:(→「B.3 EBCDICコード表」参照)
出力設定を保存して、記録済みの操作履歴から履歴データをファイルに出力します。
記録済み操作履歴のファイルサイズが大きい場合、出力が完了するまでに時間がかかることがあります。
操作履歴の出力をキャンセルします。
■出力されるファイルについて
ユーザ操作履歴ビューアにより出力されるファイルについて説明します。
ユーザ操作履歴ビューアにより出力されたファイルは、以下の記述形式があります。
画面ビュー形式
WSMGR for Webのエミュレータ画面の形式です。エミュレータ操作時に表示された画面とユーザ入力は簡単に確認できます。
マクロ形式
WSMGR for WebのマクロのType構文と同様の形式です。マクロ記述形式に編集してマクロ実行させることによりユーザ操作履歴をエミュレータの動作として確認することができます。
マクロ記述形式については「31.3 マクロの記述」を参照してください。
操作履歴に記録された文字データは、ユーザ操作履歴ビューアでコード変換(ホストコード→PCコード)されてファイルに出力されます。
コード変換は次の規則に従って行われます。
1バイトコード(EBCDICコード)
ユーザ操作履歴ビューアの「出力データの英数カナ変換」設定に従った変換を行います。
2バイトコード(漢字文字コード)
Webサーバのコード変換テーブルを使用してファイル転送、クリップボード連携機能と同様の変換を行います。(変換についての詳細は「A.8 かな入力とクリップボード連携、ファイル転送でのコード変換、ユーザ操作履歴出力ツール、エミュレータ画面の一時表示」を参照してください。)
Web サーバのデフォルトコード変換テーブルを使用して、クリップボード連携機能と同様の変換を行います。
注意
2バイト文字の変換を行う場合は、ユーザ操作履歴ビューアを操作するWebサーバにインストールされたコード変換テーブル、およびWindows外字ファイルが使用されます。このため、コード変換テーブル、およびWindows外字ファイルが操作履歴を記録したクライアントマシンに登録されたものと異なる場合、出力文字結果が実際に入力・送信した文字と異なる場合があります。
ユーザ操作履歴ビューアで出力されるテキスト/CSVファイル内容は次のとおりです。
出力情報 | 意味 | |
---|---|---|
ヘッダ | 操作履歴の記録日、ファイル番号 | |
端末情報 | 時刻 | エミュレータ操作を行った時刻 |
クライアントIP | エミュレータ操作を行ったクライアントのホスト名、またはIPアドレス | |
WSMGR for Web サーバIP | WSMGR for Webサーバのホスト名、またはIPアドレス | |
ホスト名/ホストIP | エミュレータが接続したホストのホスト名、またはIPアドレス | |
ユーザ名 | エミュレータ操作を行ったWSMGR for Webユーザ名 | |
接続情報 | エミュレータが接続に使用した接続アイコン名とLU番号 | |
情報種別 | エミュレータ操作時に記録されたデータの種別
| |
付加情報 | 情報種別の付加情報 [データ]
[監視]
[ファイル転送]
[スクリプトログ]
| |
履歴 | エミュレータ操作時に記録された送受信データ
|
出力例(テキストファイルで画面ビュー形式)
出力例(テキストファイルでマクロ形式)
出力例(CSVファイルで画面ビュー形式)
出力例(CSVファイルでマクロ形式)
ポイント
CSV形式で複数日の履歴を出力した場合は、単一のファイルに出力されます。
テキスト形式で出力した場合は、必ず日付ごとに別のファイルになります。
その上で、指定したファイルサイズを超えた場合は、分割されて出力されます。