エミュレータ動作情報として、プロファイルと1バイトコード変換種別を設定することができます。
これらの情報設定は、ConnectXのメソッドと共に、同一接続路で動作中のエミュレータにも影響します。
構文 | object. EmuProfileName [=profilename] |
データ型 | 文字列 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 255バイト以内の文字列 |
初期値 | なし |
対象エミュレータ |
|
エミュレータのプロファイル名を255バイト以内の文字列で指定します。
プロファイルとは、エミュレータの即時変更可能な設定が格納される情報ファイルです。
プロファイルを切り替えることによりエミュレータの様々な動作情報を変更することができます。
値は設定、参照することが可能であり、ホスト接続中にも変更が可能です。
値を設定しない場合には、エミュレータはデフォルトの設定値により動作します。
ホスト接続時、またはホスト接続中にエミュレータ種別と合わないプロファイルを指定した場合には「EmuProfileName(プロファイル名)」プロパティの設定は無効とされ、何も設定していない状態となります。
プロファイルはエミュレータにより作成し、エミュレータごとに設定内容が異なります。
プロファイルとその設定内容については、各エミュレータの使用手引書を参照してください。
<プロファイル「6680標準」を指定した例>
EmuProfileName = “6680標準”
構文 | object. CodeConvType [=type] |
データ型 | 整数 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 0~2 |
初期値 | 0:「CX_SBCNV_KANA」 |
対象エミュレータ |
|
ホスト←→パソコン間での1バイト文字の変換方法を指定します。
値は設定、参照することが可能です。
初期値は「CX_SBCNV_KANA」です。
「EmuProfileName(プロファイル名)」プロパティでプロパティを指定した場合、または、エミュレータが接続中の接続路へ乗り入れた場合には、その時点でプロファイルや、エミュレータの持つ1バイトコード変換種別の値が設定されます。
「CodeConvType(1バイトコード変換種別)」へ設定する値に次のものがあります。
意味 | 定義名 | 値 |
---|---|---|
EBCDIC-カナ有り | CX_SBCNV_KANA | 0 |
EBCDIC-カナ無し | CX_SBCNV_NOKANA | 1 |
EBCDIC-ASCII | CX_SBCNV_ASCII | 2 |
ホストへ送信、またはパソコン側へ受信する1バイト文字は、「CodeConvType(1バイトコード変換種別)」プロパティで指定したコード変換方法に従ってホストコード←→JISコードの変換を行います。
変換の際、コード範囲外の文字はコード変換エラーとして‘-’(ハイフン)に置き換えられます。
CodeConvTypeプロパティを共有するメソッド、プロパティについては、それぞれの項に記述します。