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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Standard Edition用)
FUJITSU Software

9.2.1 UNIX版の場合の環境設定

環境変数

設定内容

PATH

Oracleの実行ファイルが存在するディレクトリ(ORACLE_HOME/bin)を設定してください。「ORACLE_HOME」は、OracleまたはOracleクライアントをインストールしているディレクトリを絶対パスで設定する環境変数です。利用される環境に応じて、OracleまたはOracleクライアントをインストールしているディレクトリのいずれかを設定します。
「ORACLE_HOME」についての詳細は、本表の後述を参照してください。

注意

本環境変数は、部門環境設定ファイルには指定できません。
環境設定ファイルに指定してください。

LD_LIBRARY_PATH

Oracleの共用ライブラリがインストールされているディレクトリを絶対パスで設定してください。

以下の記述において、ORACLE_HOMEは環境変数ORACLE_HOMEの値を示します。

【Solarisの場合】

・Oracle10gR2/11gの場合

    ORACLE_HOME/lib32

・Oracle11gR2以降の場合

  ORACLE_HOME/lib

【Linuxの場合】

・ORACLE_HOME/lib

注意

本環境変数は、部門環境設定ファイルには指定できません。
環境設定ファイルに指定してください。

RN_DBMS_KIND

使用するデータベースの種別を指定します。

  • ORACLE

Oracleの環境をインストールしていない状態で、パラメタに「ORACLE」を設定すると、セットアップでエラーになります。

ORACLE_HOME

利用環境に応じて、OracleまたはOracleクライアントをインストールしているディレクトリを絶対パスで設定してください。

  • 64ビット論理空間で運用する場合

    Oracleをインストールしたディレクトリを絶対パスで指定します。

  • 32ビット論理空間で運用する場合

    • Linuxの場合

      • Oracle12c以降を利用する場合

        Oracleクライアントをインストールしたディレクトリを絶対パスで指定します。

      • その他のOracleを利用する場合

        Oracleをインストールしたディレクトリを絶対パスで指定します。

    • Solarisの場合

      • Oracle11gR2以降を利用する場合

        Oracleクライアントをインストールしたディレクトリを絶対パスで指定します。

      • その他のOracleを利用する場合

        Oracleをインストールしたディレクトリを絶対パスで指定します。

ORACLE_SID

OracleのSID名を設定してください。

RN_ORACLE_RELEASE

Oracleのリリースバージョンを設定します。

  • 100:Oracle10gR2を使用する場合

  • 110:Oracle11g、Oracle11gR2を使用する場合

  • 120:Oracle12cを使用する場合

TWO_TASK

以下のいずれかの場合に、Navigatorサーバと同じサーバ内にあるOracleのデータベースに接続するため、Oracleのサービス名を設定します。

  • Solarisの場合に32ビット論理空間でOracle11gR2以降を利用する場合

  • Linuxの場合に32ビット論理空間でOracle 12c以降を利用する場合

  • 32ビット論理空間ならびに64ビット論理空間でプラガブル・データベースを利用する場合

例)TWO_TASK=orcl

ポイント

サービス名の登録について

本環境変数に設定するOracleのサービス名は、あらかじめ登録しておく必要があります。

Oracleのデータベースのクライアントに、サービス名を登録します。

なお、プラガブル・データベースを利用する場合は、プラガブル・データベースに直接接続できるようにサービスを登録する必要があります。

Oracleのサービス名についての詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。

RN_ORACLE_DATETYPE

OracleのDATE型の項目をNavigatorで使用する場合のデータの形式を指定します。

  • 1:データの形式は、「YYYY-MM-DD HH24:MI:SS」です。

  • 2:データの形式は、「YYYY-MM-DD」です。

なお、YYYYは西暦4桁、MMは月2桁、DDは日2桁、HH24は時間2桁(24時間表示)、MIは分2桁、SSは秒2桁です。

本環境変数は省略可能です。本環境変数の指定を省略すると、RN_ORACLE_DATETYPE=1 となります。

本環境変数に2を設定した場合、DATE型のデータの形式は、「YYYY-MM-DD」で扱われます。このとき、OracleのDATE型項目の時分秒のデータは、すべて「0」である必要があります。

OracleでDATE型の日付書式を「YYYY-MM-DD」に設定して、データを作成すると、時分秒はすべて'0'になります。

OracleのDATE型項目の日付書式は、Oracleの初期化パラメタNLS_DATE_FORMATで指定することができます。

本環境変数は、運用中に変更することはできません。

NLS_LANG

Oracleで使用するキャラクタセットに従い、以下のいずれかを指定します。

  • Shift-JISコードを使用する場合
    -Japanese_Japan.JA16SJIS
    -Japanese_Japan.JA16SJISTILDE
    -Japanese_Japan.JA16SJISYEN

  • EUCコードを使用する場合
    -Japanese_Japan.JA16EUC
    -Japanese_Japan.JA16EUCTILDE
    -Japanese_Japan.JA16EUCYEN

RN_ORACLE_TIME_OPERATION_MODE

時間演算の結果を翌年の同月同日をもって1年経過、および翌月の同日をもって1ヶ月経過とします。

  • RN_ORACLE_TIME_OPERATION_MODE =NAVI

注意

本環境変数が指定されない場合、時間演算の結果は単位が年数および月数の場合はMONTHS_BETWEEN関数、日数の場合は日付算術の結果に基づきます。