Navigatorサーバのインストール時に設定しなかった場合に行います。
Linuxでxinetdを使用する場合のみに必要な設定です。
xinetdが扱うサービスにNavigator Server用のサービスを追加します。通常xinetdにサービスを追加するには、/etc/xinetd.dディレクトリに各サービス用の設定ファイルを作成することで行います。xinetdが扱うサービスの追加方法の詳細については、 OSやディストリビューションのマニュアルを参照してください。
/etc/xinetd.dディレクトリに作成するNavigator Server用の設定ファイルは、以下のような構造で指定します。
設定ファイルの指定方法の詳細は、ディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。
service <service_name> |
<service_name>にはサービスの名前 "rn" を指定します。
<属性>、<値>に指定が必要な属性とその値は以下のとおりです。
属性 | 値 |
---|---|
socket_type | 必ず“stream”を設定します。 |
protocol | 必ず“tcp”を設定します。 |
wait | 必ず“no”を設定します。 |
user | 必ず“root”を設定します。 |
flags | IPv6を使用する場合、“IPv6”を指定します。IPv4のみを使用する場合はflagsの属性を指定する必要はありません。 |
server | “rnd.shの絶対パス”を設定します。 ただし、以下の3つの条件を満たしている場合は、“rndの絶対パス”を設定します。 ・core生成可能なサイズ制限に関する環境設定を行っていない場合 ・OS認証の場合 ・32ビット論理空間で運用している場合 ※core生成可能なサイズ制限に関する環境設定については、“17.4 core生成可能なサイズ制限に関する環境設定”を参照してください。 ※「rnd.sh」、「rnd」は、以下のディレクトリに格納されています。
|
server_args | 環境設定ファイルを絶対パスで設定します。 |
instances | Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。 |
per_source | Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。 |
【記述例】
core生成可能なサイズ制限に関する環境設定を行っていない場合
Navigatorサーバを/opt/FJSVsnaviにインストールし、32bit論理空間で運用する場合の例
service rn |
core生成可能なサイズ制限に関する環境設定を行っている場合
Navigatorサーバを/opt/FJSVsnaviにインストールし、32bit論理空間で運用する場合の例
service rn |
core生成可能なサイズ制限に関する環境設定を行っていない場合
Navigatorサーバを/opt/FJSVsnaviにインストールし、32bit論理空間で運用し、IPv6ネットワーク環境を使用する場合の例
service rn |
設定が完了したら、xinetdを再起動するなどしてxinetdに設定の再読み込みを行わせます。これによって上記の設定が有効となります。
xinetdの設定ファイルの詳細、設定の再読み込みの方法については、使用しているディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。