Lotus 1-2-3でマクロやロータススクリプトを利用した、定型処理について説明します。
マクロを利用した定型処理の作り方
Navigator連携用のスクリプトファイル SymNavi.lssが以下のディレクトリに格納されています。
Navigator Clientインストールディレクトリ\bin |
その中に以下の関数が用意されています。
SymNavi (filename As String) filename : 問い合わせファイル名 |
この関数は、引数のファイル名に何も指定がなければ、アドイン登録した[Navigator]メニューの実行と同様の機能が呼び出せます。また、問い合わせファイル名を指定すると、あらかじめ指定したNavigatorへの連携が可能となります。
マクロやスクリプトを使って、Navigatorの連携機能を使用する場合、それぞれ以下のような方法でこの関数を呼び出してください。
マクロでの呼び出し
アドインファイル「SymNavi.12A」が登録されている状態で、以下のスクリプト呼び出しが可能となります。
ファイル名指定なし {Symnavi ""}
ファイル名指定あり {Symnavi "f:\Catalog\sample.rne"}
スクリプトでの呼び出し
新規ブックを開きます。
スクリプトエディタを開き、[オブジェクト]ドロップダウンリストボックスで「(Globals)」を選択します。
「ファイル」-[スクリプトファイルのインポート]メニューを選択し、実行します。
Navigatorインストールディレクトリの配下にあるスクリプトファイル SymNavi.lss を選択して開きます。
以下の関数が使用可能となります。
ファイル名指定なし Symnavi ""
ファイル名指定あり Symnavi "f:\Catalog\sample.rne"
マクロの修正例(Lotus 1-2-3の場合)
以下のマクロは、Lotus 1-2-3での操作をスクリプト記録し、Navigatorを呼び出す関数を追加したものです。この関数は、Navigatorが用意している連携用スクリプトファイル「SymNavi.lss」をインポートすることによって使用することが可能となります。
=================================================================================== Sub ForHelp [<<D:\lotus\navi.123>>ウィンドウ 1].Activate Selection.Select Selection.Contents = "昨年度" [A].MoveCellPointer $Down,1 [A:A1].Select [A].NewArrow 855,315,1740,885 [直線 1].Select [A:B5].Select SymNavi "D:\Catalog\normal.rne" Navigator呼び出し関数の追加 [A:B5..A:E20].Select Selection.GridBorder.Style = $SolidBorder End Sub ===================================================================================