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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

11.7.1 Postgres利用時の環境設定

Navigatorサーバの環境設定ファイルに以下を設定します。

UNIXの場合

環境変数

設定内容

LD_LIBRARY_PATH

Postgresのクライアントのlibを追加してください。

以下を追加します。詳細は各データベース製品のクライアントのマニュアルを参照してください。

  • Symfoware Server Client(Postgres)(32bit)を使用する場合
    /opt/symfoclient32/lib

  • Symfoware Server Client(Postgres)(64bit)を使用する場合
    /opt/symfoclient64/lib

    ※ 以下のデータベースが該当します。

    • Symfoware Server(Postgres)

    • Symfoware Analytics Server

    • Analytics Ready

    • PRIMEFLEX for Analytics

    • HA Database Ready(Open SQL) SX2

    • PRIMEFLEX for HA Database(Open SQL) SX3

HA Database Ready(Open SQL) SX1の場合

  • Open SQLクライアント(32bit)を使用する場合
    /opt/FJSVsympg32/lib

  • Open SQLクライアント(64bit)を使用する場合
    /opt/FJSVsympg64/lib

RN_MULTIDB_CONFIG_FILE

Navigatorで公開するデータソース名と実体のデータベースに対する接続情報を管理するためのファイル(マルチデータベース設定ファイル)のパスを指定します。

設定例)

RN_MULTIDB_CONFIG_FILE=/var/opt/FJSVenavi/multidb.conf

マルチデータベース設定ファイルについては、“9.2.4.1 マルチデータベース設定ファイルの作成”を参照してください。

注意

ファイルの配置先について

マルチデータベース設定ファイルには、データソースへの接続情報が記載されているため内容が変更されるとデータソースへの接続ができなくなる可能性があります。Navigatorの実効ユーザのみ参照ならびに更新が可能となる格納場所に配置するなど、セキュリティには十分注意して配置してください。

RN_POSTGRES_CHAR_BYTE

文字型の1文字あたりのバイト長を指定してください。省略できます。省略値は3です。
Symfoware Analytics Server、Analytics ReadyおよびPRIMEFLEX for Analyticsでは、本環境変数に設定値「1」を必ず指定します。
それ以外のデータベース製品では、文字型の1文字あたりのバイト長を指定してください。省略できます。省略値は3です。

RN_POSTGRES_COMMAND_FILE

Postgresのデータソースへの接続時に任意のコマンドを実行する場合に、実行するコマンドを記載したファイル(Postgres接続時実行コマンド設定ファイル)のパスを指定します。接続時に任意のコマンドを実行する場合のみ設定が必要です。

設定例)

RN_POSTGRES_COMMAND_FILE=/var/opt/FJSVenavi/postgres_command.ini

Postgres接続時実行コマンド設定ファイルの詳細については、“9.2.4.2 Postgres接続時実行コマンド設定ファイルの作成”を参照してください。

注意

ファイルの配置先について

本ファイルに記載することで、データソースに対し任意のコマンドを実行できるようになります。そのため、Navigatorの実効ユーザのみ参照・更新が可能となる格納場所に配置するなど、セキュリティに十分注意して配置してください。

RN_IGNORE_CONNECT_DATASOURCE

参照DBにおける特定のデータソースが利用できない状態となった場合に、Navigatorクライアントでのログイン時の接続対象から除外するために設定します。設定値として、接続を行わないデータソース名をカンマ区切りで指定します。省略時はすべてのデータソースに接続します。

設定例)

RN_IGNORE_CONNECT_DATASOURCE=dsname1,dsname2

上記指定例の場合、Navigatorクライアントでのログイン時に、データソースdsname1およびdsname2に接続されません。

Windowsの場合

環境変数

設定内容

PATH

Navigatorサーバと同一サーバにPostgresのデータベースが存在し、NavigatorサーバとPostgresのデータベースの論理空間(32bit/64bit)が同じ場合には、Postgresのデータベースのインストールディレクトリ配下のbinを指定します。それ以外の場合は、Postgresのクライアントのインストールディレクトリ配下のbinを指定します。詳細は各データベース製品ののマニュアルを参照してください。

利用するPostgresの環境に合わせてシステムの環境変数に設定します。

設定例)

{インストールディレクトリ}\bin

RN_MULTIDB_CONFIG_FILE

Navigatorで公開するデータソース名と実体のデータベースに対する接続情報を管理するためのファイル(マルチデータベース設定ファイル)のパスを指定します。

設定例)

RN_MULTIDB_CONFIG_FILE =D:\NAVI\multidb.conf

マルチデータベース設定ファイルについては、“9.2.4.1 マルチデータベース設定ファイルの作成”を参照してください。

注意

ファイルの配置先について

マルチデータベース設定ファイルには、データソースへの接続情報が記載されているため内容が変更されるとデータソースへの接続ができなくなる可能性があります。システム管理者のみ参照ならびに更新が可能となる格納場所に配置するなど、セキュリティには十分注意して配置してください。

RN_POSTGRES_CHAR_BYTE

文字型の1文字あたりのバイト長を指定してください。省略できます。省略値は3です。

RN_POSTGRES_COMMAND_FILE

Postgresのデータソースへの接続時に任意のコマンドを実行する場合に、実行するコマンドを記載したファイル(Postgres接続時実行コマンド設定ファイル)のパスを指定します。接続時に任意のコマンドを実行する場合のみ設定が必要です。

設定例)

RN_POSTGRES_COMMAND_FILE=D:\NAVI\postgres_command.ini

Postgres接続時実行コマンド設定ファイルの詳細については、“9.2.4.2 Postgres接続時実行コマンド設定ファイルの作成”を参照してください。

注意

ファイルの配置先について

本ファイルに記載することで、データソースに対し任意のコマンドを実行できるようになります。そのため、システム管理者のみ参照・更新が可能となる格納場所に配置するなど、セキュリティに十分注意して配置してください。

RN_IGNORE_CONNECT_DATASOURCE

参照DBにおける特定のデータソースが利用できない状態となった場合に、Navigatorクライアントでのログイン時の接続対象から除外するために設定します。設定値として、接続を行わないデータソース名をカンマ区切りで指定します。省略時はすべてのデータソースに接続します。

設定例)

RN_IGNORE_CONNECT_DATASOURCE=dsname1,dsname2

上記指定例の場合、Navigatorクライアントでのログイン時に、データソースdsname1およびdsname2に接続されません。