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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

用語集

共用ディスク

XLデータムーバがデータ転送を行う際に、データの伝送路として使用するディスクです。

ETERNUS ディスクアレイなどが、共用ディスクとして使用できます。

クライアントシステム

XLデータムーバでは、データ転送を依頼する側のシステムをクライアントシステムと呼んでいます。

サーバ

XLデータムーバが動作するマシンです。

サーバシステム

XLデータムーバでは、データ転送を依頼される側のシステムをサーバシステムと呼んでいます。

スライス

データを転送する際に使用するデータ転送用ボリュームの区画内の転送用データを格納する領域です。

スライス制御用データセット

データ転送に使用する論理ボリューム内にある、転送時の制御情報を格納するデータセットです。

スライス用データセット

データ転送に使用する論理ボリューム内にある、転送データを格納するデータセットです。

中間ファイル

V10形式のデータ転送用ボリュームを使用したデータ転送時に使用される転送用ファイルで、XLデータムーバの初期化ユーティリティ(KJUFMT)により作成されるファイルです。

データ転送用ボリューム

XLデータムーバがデータ転送時に使用する共用ボリュームをデータ転送用ボリュームと呼んでいます。

データ転送用ボリュームにはV10形式とV11形式があります。

V10形式は、V10L10/1.0以降(Linuxを除く)のXLデータムーバによるデータ転送で使用します。ただし、V10/V11L10互換機能の範囲内での使用となります。

V11形式は、V11L20/2.1/V02L20以降(クライアントシステム/サーバシステム共)のXLデータムーバによるデータ転送、または、SANデータ連携製品によるデータ転送で使用します。

ディスク選択ユーティリティ

IAサーバをサーバシステムとして動作させる場合、データ転送用ボリュームの初期化を行ったディスクに対して、データ転送用ボリュームとして使用することを選択します。

ディスクユーティリティ

XLデータムーバが使用するデータ転送用ボリュームを操作するユーティリティツールです。

IAサーバだけに提供されており、V11L30/V02L20以降のXLデータムーバで使用できます。

フィルターコマンド

コード変換などを行うためにユーザが作成するコマンドです。

.filter_mftfファイル(Windowsの場合は filter.iniファイル)

XLデータムーバのフィルターコマンド復帰コード変換機能を使用するために必要なUNIX/IAサーバ上のフィルターコマンド復帰コード変換ファイルの名称です。

.mftfファイル(Windowsの場合は mftf.iniファイル)

XLデータムーバを使用するために必要なUNIX/IAサーバ上の利用者登録ファイルの名称です。

.mftfenvファイル(Windowsの場合は mftfenv.iniファイル)

XLデータムーバがデータを転送する際に必要な環境情報を設定するファイルの名称です。

KJUAFMT

XLデータムーバで使用する共用ディスクを、V11形式のデータ転送用ボリュームに初期化するためのプログラムです。

グローバルサーバ上で動作します。

KJUAMFTF

グローバルサーバ主導のデータ転送を行うためのプログラムで、グローバルサーバ(クライアントシステム)上で動作します。

転送方向に合わせて、SEND機能とRECEIVE機能があります。

なお、データ転送用ボリュームはV11形式を使用します。

KJUFMT

XLデータムーバで使用する共用ディスクを、V10形式のデータ転送用ボリュームに初期化するためのプログラムです。

グローバルサーバ上で動作します。

KJUMFTF

グローバルサーバ主導のデータ転送を行うためのプログラムで、グローバルサーバ(クライアントシステム)上で動作します。

転送方向に合わせて、SEND機能とRECEIVE機能があります。

なお、データ転送用ボリュームはV10形式を使用します。

mftfd

UNIX/IAサーバ上に常駐するXLデータムーバデーモンです。

クライアントシステムからの指示を待ち、指示にしたがいデータの送受信を行います。

mftfdviniコマンド

XLデータムーバで使用する共用ディスクを、V11形式のデータ転送用ボリュームに初期化するためのプログラムです。

UNIXサーバ上で動作します。

mftfdvaddコマンド

mftfdviniコマンドにより初期化されたV11形式のデータ転送用ボリュームに対して、クライアントシステムやサーバシステムの情報を追加するためのプログラムです。UNIXサーバ上で動作します。

mftfdvaltコマンド

mftfdviniコマンドにより初期化されたV11形式のデータ転送用ボリュームに対して、クライアントシステムやサーバシステムの情報を変更するためのプログラムです。UNIXサーバ上で動作します。

mftfdvlstコマンド

V11形式のデータ転送用ボリュームの初期化内容を表示するためのプログラムです。UNIXサーバ上で動作します。

mftfsendコマンド

UNIX/IAサーバ主導のデータ転送を行うためのコマンドで、UNIX/IAサーバ(クライアントシステム)上で動作します。

クライアントシステム(UNIX/IAサーバ)からサーバシステムにデータが転送されます。

mftfstatコマンド

V11形式のデータ転送用ボリュームを使用したデータ転送の転送状態を表示するためのプログラムです。

UNIX/IAサーバ上で動作します。

mftfrecvコマンド

UNIX/IAサーバ主導のデータ転送を行うためのコマンドで、UNIX/IAサーバ(クライアントシステム)上で動作します。

サーバシステムからクライアントシステム(UNIX/IAサーバ)にデータが転送されます。

MVV(Multi View Volume)フォーマット

グローバルサーバとUNIX/IAサーバでディスクを共有するための特殊なボリュームフォーマットです。

RECEIVE

クライアントシステムにおいて、データを受信する(サーバシステムからクライアントシステムへのデータ転送)ことを意味します。

SANデータ連携機能

XLデータムーバ以外のデータ転送製品に対して、共用ディスクを利用したデータ転送を可能とするXLデータムーバの機能を、SANデータ連携機能と呼んでいます。

SANデータ連携製品

SANデータ連携機能と連携したデータ転送製品を、SANデータ連携製品と呼んでいます。

SEND

クライアントシステムにおいて、データを送信する(クライアントシステムからサーバシステムへのデータ転送)ことを意味します。

startup.iniファイル

XLデータムーバのメッセージ出力機能を使用するために必要なWindows上の起動モード指定ファイルの名称です。