XLデータムーバのエラーログ情報は、以下の提供コマンド等でエラーが発生した場合に自動的に採取します。
ただし、エラー時に必ず採取するものではなく、調査に必要な情報があるときのみ採取します。
初期化コマンド
ディスクユーティリティ
転送コマンド
XLデータムーバ デーモン
XLデータムーバ サービス
状態表示コマンド
各種エラーログ情報は、2つのエラーログ情報出力ファイルに格納されます。
エラーログ情報出力ファイルの格納先ディレクトリは以下のとおりです。
Solaris OSサーバ | /var/opt/FJSVmftf/data配下 |
HP-UXサーバ | /var/opt/FHPmftf/data配下 |
AIXサーバ | /var/opt/FAIXmftf/data配下 |
Linuxサーバ | /var/opt/FJSVmftf/data配下 |
IAサーバ | インストールディレクトリ\data配下 |
また、エラーログ情報出力ファイルのファイル名は以下のとおりです。
2.3/V02L30の場合 | mftferrlog02301、mftferrlog02302 |
13.0の場合 | mftferrlog02401、mftferrlog02402 |
13.1の場合 | mftferrlog13011、mftferrlog13012 |
13.2の場合 | mftferrlog13021、mftferrlog13022 |
13.3の場合 | mftferrlog13031、mftferrlog13032 |
13.4の場合 | mftferrlog13041、mftferrlog13042 |
エラーログ情報は2つのエラーログ情報出力ファイルを使用して以下のように、サイクリックに格納されます。
1つ目のファイルに格納します。
1つ目のファイルのファイルサイズが以下の値より大きくなった場合には、2つ目のファイルに格納します。
UNIXサーバ : 1MB
IAサーバ : 1MB
2つ目のファイルのファイルサイズが 2. と同じように大きくなった場合には、1つ目のファイルを上書きして格納します。
これを繰り返し行います。
ローカルシステム内で、動作する提供コマンドやデーモン等は、すべて同じエラーログ情報出力ファイルを使用します。
エラーログ情報出力ファイルの1つのファイルサイズは、UNIXサーバおよびIAサーバで1MBです。
1つのエラーログ情報出力ファイルに格納可能なエラー情報の量は、約680件です。
エラーログ情報出力ファイルは2つをサイクリックに使用するため、最大約1360件のエラーログ情報を格納できることになります。
また、SAN連携製品を使用している場合でも、データ転送用ボリュームのアクセス時にエラーが発生した際には、上記のとおりエラーログ情報を採取します。
注意
エラーログ情報出力ファイルを格納するディレクトリには、以下のスペース量以上が必要となります。
UNIXサーバ : 2MB
IAサーバ : 2MB
空きスペースがない場合には、領域不足のエラーメッセージが出力され、エラーログ情報をすべて格納することができません。
また、本格納ディレクトリはトレースファイルを採取する場合にも使用するため、合わせて注意が必要です。
トレースファイルについては、トレースファイルの採取方法を参照してください。