ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

E.2.1 [0230]エラーログ情報出力ファイルの採取について

XLデータムーバのエラーログ情報は、以下の提供コマンド等でエラーが発生した場合に自動的に採取します。

ただし、エラー時に必ず採取するものではなく、調査に必要な情報があるときのみ採取します。

各種エラーログ情報は、2つのエラーログ情報出力ファイルに格納されます。

エラーログ情報出力ファイルの格納先ディレクトリは以下のとおりです。

Solaris OSサーバ

/var/opt/FJSVmftf/data配下

HP-UXサーバ

/var/opt/FHPmftf/data配下

AIXサーバ

/var/opt/FAIXmftf/data配下

Linuxサーバ

/var/opt/FJSVmftf/data配下

IAサーバ

インストールディレクトリ\data配下
(デフォルト= C:\Program Files\Datamover\data配下)

また、エラーログ情報出力ファイルのファイル名は以下のとおりです。

2.3/V02L30の場合

mftferrlog02301、mftferrlog02302

13.0の場合

mftferrlog02401、mftferrlog02402

13.1の場合

mftferrlog13011、mftferrlog13012

13.2の場合

mftferrlog13021、mftferrlog13022

13.3の場合

mftferrlog13031、mftferrlog13032

13.4の場合

mftferrlog13041、mftferrlog13042

エラーログ情報は2つのエラーログ情報出力ファイルを使用して以下のように、サイクリックに格納されます。

  1. 1つ目のファイルに格納します。

  2. 1つ目のファイルのファイルサイズが以下の値より大きくなった場合には、2つ目のファイルに格納します。

    • UNIXサーバ : 1MB

    • IAサーバ : 1MB

  3. 2つ目のファイルのファイルサイズが 2. と同じように大きくなった場合には、1つ目のファイルを上書きして格納します。

    これを繰り返し行います。

ローカルシステム内で、動作する提供コマンドやデーモン等は、すべて同じエラーログ情報出力ファイルを使用します。

エラーログ情報出力ファイルの1つのファイルサイズは、UNIXサーバおよびIAサーバで1MBです。

1つのエラーログ情報出力ファイルに格納可能なエラー情報の量は、約680件です。

エラーログ情報出力ファイルは2つをサイクリックに使用するため、最大約1360件のエラーログ情報を格納できることになります。

また、SAN連携製品を使用している場合でも、データ転送用ボリュームのアクセス時にエラーが発生した際には、上記のとおりエラーログ情報を採取します。

注意

格納ディレクトリの空きスペース

エラーログ情報出力ファイルを格納するディレクトリには、以下のスペース量以上が必要となります。

  • UNIXサーバ : 2MB

  • IAサーバ : 2MB

空きスペースがない場合には、領域不足のエラーメッセージが出力され、エラーログ情報をすべて格納することができません。

また、本格納ディレクトリはトレースファイルを採取する場合にも使用するため、合わせて注意が必要です。

トレースファイルについては、トレースファイルの採取方法を参照してください。