データ転送用ボリュームを、別の目的のボリュームに変更して使用する場合(例えば、ファイルシステムのボリュームとして使用する)の留意事項を記述します。
データ転送用ボリュームは、初期化ユーティリティ、初期化コマンドや [L30] ディスクユーティリティ を使用して作成します。この初期化で、ボリュームにXLデータムーバの制御情報を書き込みます。XLデータムーバは、その制御情報を持ったボリュームを、データ転送用ボリュームと判断します。
このため、データ転送用ボリュームを、別の目的のボリュームに変更しても、その制御情報が書き換わらない場合、[L30] ディスクユーティリティ、[L30] 初期化内容表示機能 や [L30] データ転送状態表示機能 は、データ転送用ボリュームとして表示されることがあります。この場合、そのボリュームは、XLデータムーバのデータ転送用ボリュームとして使用しないでください。
また、グローバルサーバとUNIX/IAサーバ間の場合で、グローバルサーバから転送用データセットの削除やVTOC初期化を行っても、UNIX/IAサーバからはデータ転送用ボリュームとして表示されます。