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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

2.3.8 Linuxへの接続方法

Linuxに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。

物理サーバ(物理サーバ上での動作OSが、Linuxの場合)への接続

  1. FC-SCSIカードの接続

    ファイバチャネルカードをサーバ本体に接続してください。

  2. FCケーブルの接続

    ファイバチャネルカードを接続したサーバ本体と、ディスクアレイ装置(ファイバチャネルスイッチ/ハブ)間をケーブルで接続してください。

  3. FCドライバのインストール

    ファイバチャネルカードに対応するドライバをインストールしてください。

  4. LUNの認識

    Linuxはboot時に自動的にSCSIディスクを認識し、論理ユニット(LUN)を /dev/sda から順に割り当てます。

    認識されたLUNの情報は、boot時のコンソールメッセージに表示されます。

    認識されたLUNの情報は、以下のコマンドでも確認することができます。

    less /var/log/dmesg
  5. システムの再起動

    ディスクアレイ装置の接続に関する設定を有効とするために、システムを再起動します。

    # shutdown -r
  6. LUNとキャラクタデバイスのバインド

    4.で認識されたディスクアレイ装置のLUN (/dev/sda等) を、rawデバイスでアクセスできるように、"rawコマンド"を実行し、キャラクタデバイスにバインドします。

    /dev/sdaで認識されたディスクを、/dev/raw/raw1 でバインドする場合。

    # raw /dev/raw/raw1 /dev/sda

    ここでバインドしたキャラクタデバイス(/dev/raw/raw1)を、XLデータムーバは使用してアクセスします。

仮想環境(仮想サーバ上での動作OSが、Linuxの場合)への接続

XLデータムーバを仮想環境で利用する場合は、以下の手順でディスクアレイ装置を接続します。

  1. 物理サーバへの接続

    物理サーバ上で動作するOSに対して、ディスクアレイ装置を接続します。

  2. 仮想サーバへの接続

    仮想サーバへのディスクアレイ装置の接続方法については、ご利用になる仮想化製品のマニュアルを参照してください。

  3. LUNの認識

    Linuxはboot時に自動的にSCSIディスクを認識し、論理ユニット(LUN)を /dev/sda から順に割り当てます。

    認識されたLUNの情報は、boot時のコンソールメッセージに表示されます。

    認識されたLUNの情報は、以下のコマンドでも確認することができます。

    less /var/log/dmesg
  4. LUNとキャラクタデバイスのバインド

    3.で認識されたディスクアレイ装置のLUN (/dev/sda等) を、rawデバイスでアクセスできるように、"rawコマンド"を実行し、キャラクタデバイスにバインドします。

    /dev/sdaで認識されたディスクを、/dev/raw/raw1 でバインドする場合。

    # raw /dev/raw/raw1 /dev/sda

    ここでバインドしたキャラクタデバイス(/dev/raw/raw1)を、XLデータムーバは使用してアクセスします。

以上で、ディスクアレイ装置の接続が完了します。

注意

データ転送用ボリュームとするディスク内には、ファイルシステムを作成しないでください。