Linuxに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。
物理サーバ(物理サーバ上での動作OSが、Linuxの場合)への接続
FC-SCSIカードの接続
ファイバチャネルカードをサーバ本体に接続してください。
FCケーブルの接続
ファイバチャネルカードを接続したサーバ本体と、ディスクアレイ装置(ファイバチャネルスイッチ/ハブ)間をケーブルで接続してください。
FCドライバのインストール
ファイバチャネルカードに対応するドライバをインストールしてください。
LUNの認識
Linuxはboot時に自動的にSCSIディスクを認識し、論理ユニット(LUN)を /dev/sda から順に割り当てます。
認識されたLUNの情報は、boot時のコンソールメッセージに表示されます。
認識されたLUNの情報は、以下のコマンドでも確認することができます。
less /var/log/dmesg
システムの再起動
ディスクアレイ装置の接続に関する設定を有効とするために、システムを再起動します。
# shutdown -r
LUNとキャラクタデバイスのバインド
4.で認識されたディスクアレイ装置のLUN (/dev/sda等) を、rawデバイスでアクセスできるように、"rawコマンド"を実行し、キャラクタデバイスにバインドします。
例
/dev/sdaで認識されたディスクを、/dev/raw/raw1 でバインドする場合。
# raw /dev/raw/raw1 /dev/sda
ここでバインドしたキャラクタデバイス(/dev/raw/raw1)を、XLデータムーバは使用してアクセスします。
仮想環境(仮想サーバ上での動作OSが、Linuxの場合)への接続
XLデータムーバを仮想環境で利用する場合は、以下の手順でディスクアレイ装置を接続します。
物理サーバへの接続
物理サーバ上で動作するOSに対して、ディスクアレイ装置を接続します。
仮想サーバへの接続
仮想サーバへのディスクアレイ装置の接続方法については、ご利用になる仮想化製品のマニュアルを参照してください。
LUNの認識
Linuxはboot時に自動的にSCSIディスクを認識し、論理ユニット(LUN)を /dev/sda から順に割り当てます。
認識されたLUNの情報は、boot時のコンソールメッセージに表示されます。
認識されたLUNの情報は、以下のコマンドでも確認することができます。
less /var/log/dmesg
LUNとキャラクタデバイスのバインド
3.で認識されたディスクアレイ装置のLUN (/dev/sda等) を、rawデバイスでアクセスできるように、"rawコマンド"を実行し、キャラクタデバイスにバインドします。
例
/dev/sdaで認識されたディスクを、/dev/raw/raw1 でバインドする場合。
# raw /dev/raw/raw1 /dev/sda
ここでバインドしたキャラクタデバイス(/dev/raw/raw1)を、XLデータムーバは使用してアクセスします。
以上で、ディスクアレイ装置の接続が完了します。
注意
データ転送用ボリュームとするディスク内には、ファイルシステムを作成しないでください。