HP-UXに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。
SCSI/FC-SCSIカードの接続
SCSIカード/ファイバチャネルカードをサーバ本体に接続してください。
SCSI/FCケーブルの接続
SCSIカード/ファイバチャネルカードを接続したサーバ本体と、ディスクアレイ装置(ファイバチャネルスイッチ/ハブ)間をケーブルで接続してください。
SCSI/FCドライバのインストール
SCSIカード/ファイバチャネルカードに添付されているインストールガイドに従って、SCSI/FCドライバをインストールしてください。
ファブリック環境の設定
ファブリック接続環境では、専用の環境定義ファイルに情報を記述する必要があります。
詳細な設定方法については、ファイバチャネルカードやファイバチャネルスイッチに添付されている説明書を参照してください。
システムの再起動
インストールしたSCSI/FCドライバーおよびディスクアレイ装置内のdiskをシステムに認識させるためシステムを再起動します。
例
# sync # reboot
新しいdiskの接続確認
ディスクアレイ装置側でHP-UXサーバ用に設定したdiskが、正常に認識できているか"ioscanコマンド"を使用して確認します。
例
# ioscan -funC disk
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description
==================================================================================
disk 0 8/16/5.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD-ROM 6x/32x
/dev/dsk/c2t2d0 /dev/rdsk/c2t2d0
disk 1 8/16/5.5.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39175LW
/dev/dsk/c2t5d0 /dev/rdsk/c2t5d0
disk 2 8/16/5.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39175LW
/dev/dsk/c2t6d0 /dev/rdsk/c2t6d0
disk 15 10/12.8.0.255.0.0.0 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d0 /dev/rdsk/c5t0d0
disk 16 10/12.8.0.255.0.0.1 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d1 /dev/rdsk/c5t0d1
disk 17 10/12.8.0.255.0.0.2 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d2 /dev/rdsk/c5t0d2
disk 18 10/12.8.0.255.0.0.3 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d3 /dev/rdsk/c5t0d3
disk 19 10/12.8.0.255.0.0.4 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d4 /dev/rdsk/c5t0d4
disk 20 10/12.8.0.255.0.0.5 sdisk CLAIMED DEVICE FUJITSU GR840
/dev/dsk/c5t0d5 /dev/rdsk/c5t0d5表示されたデバイスファイル名(/dev/dsk/cxtxdx)より、Target ID、論理ユニット番号がディスクアレイ装置で設定した情報と合っているか確認してください。
以上で、ディスクアレイ装置の接続が完了します。
注意
データ転送用ボリュームとするディスク内には、ファイルシステムを作成しないでください。