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Enterprise Postgres 12 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

D.11.13 SET DESCRIPTOR

名前

SET DESCRIPTOR -- SQL記述子領域に情報を設定します。

記述形式

SET DESCRIPTOR descriptor_name descriptor_header_item = value [, ... ]
SET DESCRIPTOR descriptor_name VALUE number descriptor_item = value [, ...]

説明

SET DESCRIPTORはSQL記述子領域に値を投入します。 その後、通常、記述子領域はプリペアード・クエリ実行においてパラメータをバインドするために使用されます。

このコマンドは2つの構文があります。 最初の構文は、特定のデータと独立した、記述子の“ヘッダ”に適用します。 2番目の構文は、番号で識別される特定のデータに値を割り当てます。

パラメータ

descriptor_name

記述子の名前です。

descriptor_header_item

設定するヘッダ情報項目を識別するトークンです。 記述子項目数を設定するCOUNTのみが現在サポートされています。

number

設定する記述子項目の番号です。 番号は1から数えます。

descriptor_item

記述子内のどの項目の情報を設定するかを識別するトークンです。 サポートされる項目のリストについては“D.6.1 名前付きSQL記述子領域”を参照してください。

value

記述子項目に格納する値です。 これはSQL定数またはホスト変数とすることができます。

使用例

EXEC SQL SET DESCRIPTOR indesc COUNT = 1 END-EXEC.
EXEC SQL SET DESCRIPTOR indesc VALUE 1 DATA = 2 END-EXEC.
EXEC SQL SET DESCRIPTOR indesc VALUE 1 DATA = :val1 END-EXEC.
EXEC SQL SET DESCRIPTOR indesc VALUE 2 DATA = 'some string', INDICATOR = :val1 END-EXEC.
EXEC SQL SET DESCRIPTOR indesc VALUE 2 INDICATOR = :val2null, DATA = :val2 END-EXEC.

互換性

SET DESCRIPTORは標準SQLで規定されています。

関連項目

ALLOCATE DESCRIPTOR, GET DESCRIPTOR