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Enterprise Postgres 12 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

D.4.1 概要

埋め込みSQLにおけるCOBOLプログラムとSQL文との間でのデータのやり取りは特に単純です。 値に適切な引用符を付与するといった、様々な複雑な処理を伴う、プログラムにデータを文中に貼り付けさせるという方法はなく、単にSQL文の中に、先頭にコロンを付けたCOBOL変数名を書くだけです。 以下に例を示します。

EXEC SQL INSERT INTO sometable VALUES (:v1, 'foo', :v2) END-EXEC.

このSQL文は、v1とv2という2つのCOBOL変数を参照し、また、通常のSQL文字列リテラルも使用しています。 これは、使用できるデータの種類は1つだけという制限がないことを表しています。

SQL文内にCOBOLの変数を挿入するこの様式は、SQL文で値式が想定されている所であればどこでも動作します。