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Enterprise Postgres 12 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

Linux3.2.1 ODBCドライバの登録

LinuxプラットフォームでODBCドライバを使用する場合、以下の手順でODBCドライバを登録してください。

  1. ODBCドライバマネージャ(unixODBC)およびlibtoolのインストール

    参考

    • FUJITSU Enterprise Postgresでは、unixODBCのVersion 2.3以降をサポートしています。

      以下のサイトから、unixODBCをダウンロードしてご利用ください。

      http://www.unixodbc.org/

    • unixODBCを実行するために、libtool 2.2.6以降のインストールが必要です。

      以下のサイトから、libtoolをダウンロードしてご利用ください。

      http://www.gnu.org/software/libtool/

    [注意]

    • ODBCドライバの動作についてはサポートします。

    • unixODBCの動作についてはサポート対象外です。

      

  2. ODBCドライバの登録

    ODBCドライバマネージャ(unixODBC)のodbcinst.iniファイルを編集します。

    参考

    [odbcinst.iniファイルの格納先]

    <unixODBCインストールディレクトリ>/etc/odbcinst.ini

    以下の内容を設定してください。

    定義名

    意味

    設定値

    [ドライバ名]

    ODBCドライバの名前

    ODBCドライバの名前を設定します。

    アプリケーションの種類に応じて、以下の2つの文字列を選択し、これらを空白なしで連結した文字列を“[ ]”で囲んで設定してください。

    • アプリケーションのアーキテクチャ

      “FUJITSU Enterprise Postgres<FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能のバージョン>x64”

    • アプリケーションが使用する符号化方式

      • Unicodeの場合(UTF-8のみ使用できます)

        “unicode”

      • Unicode以外の場合

        “ansi”

    例: アプリケーションが使用する符号化方式がUnicodeの場合
    “[FUJITSU Enterprise Postgres<FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能のバージョン>x64unicode]”

    Description

    ODBCドライバの説明

    カレントのデータソースの補足の説明を指定します。任意の説明を設定してください。

    Driver64

    ODBCドライバのパス(64ビット)

    ODBCドライバ(64ビット)のパスを設定します。

    • 符号化方式がUnicodeの場合

      <FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能のインストールディレクトリ>/odbc/lib/psqlodbcw.so
    • 符号化方式がUnicode以外の場合

      <FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能のインストールディレクトリ>/odbc/lib/psqlodbca.so

    FileUsage

    データソースファイルの使用方法

    1を指定してください。

    Threading

    コネクションプーリングのアトミック性の確保レベル

    2を指定してください。

    例内の“<x>”は、製品のバージョンを示します。

    [FUJITSU Enterprise Postgres12x64unicode]
    Description = FUJITSU Enterprise Postgres 12 x64 unicode driver
    Driver64    = /opt/fsepv<x>client64/odbc/lib/psqlodbcw.so
    FileUsage   = 1
    Threading   = 2