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Enterprise Postgres 12 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

2.4.2 ステートメントキャッシュ機能

ステートメントキャッシュ機能は、SQL文をコネクション単位でキャッシュすることで、次に同じ文字列のSQL文を実行するときに文の解析と作成を省略します。これによって、繰り返し実行されるループやメソッドの中で同じ文字列のSQL文を実行するような場合に性能が向上します。また、コネクションプーリング機能と組み合わせた場合にも性能の向上が期待できます。

キャッシュ登録制御

ステートメントキャッシュ機能が有効の場合に、PreparedStatementクラスのsetPoolable(boolean)メソッドで、SQL文をキャッシュするかどうかを設定できます。

設定する値は、以下のとおりです。

false

ステートメントキャッシュ機能が有効でも、SQL文はキャッシュされません。

true

ステートメントキャッシュ機能が有効の場合、SQL文をキャッシュします。