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Enterprise Postgres 12 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

4.2.1 インスタンス管理者ユーザーの作成

インスタンス管理者となるOSのユーザーアカウントを決定します。新規に作成したユーザーや、すでに存在するユーザーを利用します。ただし、OSのスーパーユーザー(root)をインスタンス管理者にすることはできません。

ここでは、インスタンス管理者となるOSのユーザーアカウントを、“fsepuser”という名前で新規に作成する例を示します。

# useradd fsepuser
# passwd fsepuser

注意

WebAdminによる運用を行う場合には、以下の注意事項があります。

  • インスタンス管理者のユーザーアカウントに対するパスワードを変更した場合には、ALTER ROLE WITH ENCRYPTED PASSWORDで、変更したパスワードを設定してください。これにより、デフォルトのmd5アルゴリズムでパスワードが暗号化されます。scram-sha-256アルゴリズムでパスワードを暗号化するには、SET password_encryption = 'scram-sha-256'を使用して、パスワード暗号化パラメータを"scram-sha-256"に設定し、ALTER ROLE関数を使用します。