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Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング
FUJITSU Software

9.1.45 データベーススペース(DSI)やディクショナリがアクセス禁止状態となり、帳票が登録できない、リスト管理サーバへの接続に失敗するなどの現象が発生する。このとき、リスト管理サーバでエラーメッセージが出力される。

[詳細]

以下のログは、Windowsのイベントログでの出力例です。

[発生するVL]

Windows版V7.0L10以降、Solaris版V8.0.0以降、Linux版全VL

[原因1

List Works組込データベース、または、Symfowareが動作しているときに、ウィルスチェックソフトなどの他のアプリケーションが、データベースが使用するファイルやフォルダにアクセスした。

[対処1

弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。

ウィルスチェックソフトを使用している場合、Symfowareが起動しているときは、以下のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルが、スキャンの対象外となるように設定してください。

上記のフォルダ/ディレクトリの例は、以下のとおりです。

上記のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルをスキャンする場合は、以下の手順でサービスを停止してから、スキャンを実行してください。

■Windows版の場合

  1. 「List Works」サービスを停止します。

  2. Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを停止します。

サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。

  1. Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを開始します。

  2. 「List Works」サービスを開始します。

■Solaris版またはLinux版の場合

  1. lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを停止します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

  2. Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)

    • Solaris版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*2)」

      MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*3)」

      LD_LIBRARY_PATH_64(*4):「/opt/FSUNrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」

      LANG:「ja(*5)」

      LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*6)」

      ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」

    • Linux版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*2)」

      MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」

      LANG:「ja_JP.UTF-8」

    設定例(Solaris版の場合)

     # RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME
     # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
     # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
  3. Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。

     # rdbstop

サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。

  1. Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)

    • Solaris版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*2)」

      MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*3)」

      LD_LIBRARY_PATH_64(*4):「/opt/FSUNrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」

      LANG:「ja(*5)」

      LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*6)」

      ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」

    • Linux版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*2)」

      MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」

      LANG:「ja_JP.UTF-8」

    設定例(Solaris版の場合)

     # RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME
     # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
     # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
  2. Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。

     # rdbstart
  3. lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを開始します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

*1:createLWDB.datは、以下に格納されています。

  Windows版の場合:「List Worksのインストール先フォルダ\setup\db\symfo\create」フォルダ配下

  Solaris版およびLinux版の場合:「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/create」ディレクトリ配下

*2:原則固定です。ただし、既存の RDBNAME に「LWDB」以外を使用している場合は、使用している名前に変更する必要があります。

*3:Symfoware V9以前をご使用の場合に設定します。

*4:Symfoware V10をご使用の場合に本環境変数を設定します。

*5:Solaris11をご使用の場合は「 ja_JP.eucJP」を設定します。

*6:環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更します。


[原因2

List Worksのサービスを停止せず、データベースのバックアップなど、データベースに関する操作をした。

または、データベースのバックアップなど、データベースに関する操作中に、リストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行した。(Windows版のみ)

[対処2

弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。

データベースに関する操作をするときは、List Worksのサービスを停止してから、データベースを操作してください。

  Windows版の場合:「List Works」サービスを停止する。

  Solaris版およびLinux版の場合:lwserverコマンドを実行する。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

Windows版の場合は、データベースの操作中に、リストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行しないでください。また、タスクスケジューラからリストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドが、実行されないことを確認してください。


[原因3

List WorksおよびSymfowareのサービスを停止せずに、システムのフルバックアップ、ディスクのバックアップなどをした。

[対処3

弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。

システムのフルバックアップ、ディスクのバックアップなどするときは、以下の手順でサービスを停止してから、実施してください。

上記のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルをスキャンする場合は、以下の手順でサービスを停止してから、スキャンを実行してください。

■Windows版の場合

  1. 「List Works」サービスを停止します。

  2. Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを停止します。

サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。

  1. Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを開始します。

  2. 「List Works」サービスを開始します。

■Solaris版またはLinux版の場合

  1. lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを停止します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

  2. Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)

    • Solaris版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*1)」

      MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*2)」

      LD_LIBRARY_PATH_64(*3):「/opt/FSUNrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」

      LANG:「ja(*4)」

      LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*5)」

      ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」

    • Linux版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*1)」

      MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」

      LANG:「ja_JP.UTF-8」

    設定例(Solaris版の場合)

     # RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME
     # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
     # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
  3. Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。

     # rdbstop

サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。

  1. Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)

    • Solaris版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*1)」

      MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*2)」

      LD_LIBRARY_PATH_64(*3):「/opt/FSUNrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」

      LANG:「ja(*4)」

      LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*5)」

      ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」

    • Linux版の場合

      RDBNAME:「LWDB(*1)」

      MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」

      LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」

      PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」

      LANG:「ja_JP.UTF-8」

    設定例(Solaris版の場合)

     # RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME
     # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
     # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
  2. Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。

     # rdbstart
  3. lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを開始します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

*1:原則固定です。ただし、既存の RDBNAME に「LWDB」以外を使用している場合は、使用している名前に変更する必要があります。

*2:Symfoware V9以前をご使用の場合に設定します。

*3:Symfoware V10をご使用の場合に本環境変数を設定します。

*4:Solaris11をご使用の場合は「 ja_JP.eucJP」を設定します。

*5:環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更します。