[詳細]
以下のログは、Windowsのイベントログでの出力例です。
qdg13039u:データベーススペースのデバイスに異常を検出しました DB名='LWDB' DBS名='DBSPACE1' デバイス名='C:\LWDB\RDB\USR\DBSPACE1' 物理ブロック番号='1192' 原因コード='1' 調査コード='1 11' (システム名=LWDB)
qdg03650u:入出力障害のためデータベースをアクセス禁止状態にしました DB名='LWDB' DSI名='LW_LIST_FILE_TBL_DSI' ページ番号='2' DBS名='DBSPACE1' 物理ブロック番号='1192' (システム名=LWDB)
qdg13040u:RDBIIディクショナリ用のデータベーススペースのデバイスに異常を検出しました DB名='RDBII_DICTIONARY' DBS名='RDBII_SYSTEMDIC' デバイス名='C:\LWDB\RDB\USR\DIC\DICTIONARY' 物理ブロック番号='8820' 原因コード='2' 調査コード='1 0' (システム名=LWDB)
qdg03651u:入出力障害のためRDBIIディクショナリをアクセス禁止状態にしました DB名='RDBII_DICTIONARY' DBS名='RDBII_SYSTEMDIC' 物理ブロック番号='8820' (システム名=LWDB)
[発生するVL]
Windows版V7.0L10以降、Solaris版V8.0.0以降、Linux版全VL
[原因1]
List Works組込データベース、または、Symfowareが動作しているときに、ウィルスチェックソフトなどの他のアプリケーションが、データベースが使用するファイルやフォルダにアクセスした。
[対処1]
弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。
ウィルスチェックソフトを使用している場合、Symfowareが起動しているときは、以下のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルが、スキャンの対象外となるように設定してください。
Symfowareのインストール先のすべて
Symfowareの制御ファイル格納先
RDBシステムの作成先のすべて
データベース構築用のSQL定数定義ファイル(createLWDB.dat(*1))で指定した、データベーススペースの場所
上記のフォルダ/ディレクトリの例は、以下のとおりです。
Symfoware Serverのインストール先のすべて、およびSymfoware Serverの制御ファイル格納先
Windows版の場合:C:\SFW\SFWSV、C:\SFW\SFWETC
Solaris版の場合:/opt/FSUNrdb2b、/opt/symfoware
Linux版の場合:/opt/FJSVrdb2b、/opt/symfoware
RDBシステムの作成先のすべて
Windows版の場合:C:\LWDB
Solaris版の場合:/opt/FSUNrdb2b
Linux版の場合:/opt/FJSVrdb2b
データベース構築用のSQL定数定義ファイル(createLWDB.dat(*1))で指定した、データベーススペースの場所
Windows版の場合:C:\LWDB\RDB\USR\DBSPACE1
Solaris版の場合:/dev/rdsk/c1t0d0s1
Linux版の場合:/dev/raw/raw10
上記のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルをスキャンする場合は、以下の手順でサービスを停止してから、スキャンを実行してください。
■Windows版の場合
「List Works」サービスを停止します。
Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを停止します。
サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。
Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを開始します。
「List Works」サービスを開始します。
■Solaris版またはLinux版の場合
lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを停止します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)
Solaris版の場合
RDBNAME:「LWDB(*2)」
MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*3)」
LD_LIBRARY_PATH_64(*4):「/opt/FSUNrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」
LANG:「ja(*5)」
LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*6)」
ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」
Linux版の場合
RDBNAME:「LWDB(*2)」
MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」
LANG:「ja_JP.UTF-8」
設定例(Solaris版の場合)
# RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。
# rdbstop
サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。
Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)
Solaris版の場合
RDBNAME:「LWDB(*2)」
MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*3)」
LD_LIBRARY_PATH_64(*4):「/opt/FSUNrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」
LANG:「ja(*5)」
LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*6)」
ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」
Linux版の場合
RDBNAME:「LWDB(*2)」
MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」
LANG:「ja_JP.UTF-8」
設定例(Solaris版の場合)
# RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。
# rdbstart
lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを開始します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
*1:createLWDB.datは、以下に格納されています。
Windows版の場合:「List Worksのインストール先フォルダ\setup\db\symfo\create」フォルダ配下
Solaris版およびLinux版の場合:「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/create」ディレクトリ配下
*2:原則固定です。ただし、既存の RDBNAME に「LWDB」以外を使用している場合は、使用している名前に変更する必要があります。
*3:Symfoware V9以前をご使用の場合に設定します。
*4:Symfoware V10をご使用の場合に本環境変数を設定します。
*5:Solaris11をご使用の場合は「 ja_JP.eucJP」を設定します。
*6:環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更します。
[原因2]
List Worksのサービスを停止せず、データベースのバックアップなど、データベースに関する操作をした。
または、データベースのバックアップなど、データベースに関する操作中に、リストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行した。(Windows版のみ)
[対処2]
弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。
データベースに関する操作をするときは、List Worksのサービスを停止してから、データベースを操作してください。
Windows版の場合:「List Works」サービスを停止する。
Solaris版およびLinux版の場合:lwserverコマンドを実行する。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Windows版の場合は、データベースの操作中に、リストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行しないでください。また、タスクスケジューラからリストクリーナ-サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドが、実行されないことを確認してください。
[原因3]
List WorksおよびSymfowareのサービスを停止せずに、システムのフルバックアップ、ディスクのバックアップなどをした。
[対処3]
弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。
システムのフルバックアップ、ディスクのバックアップなどするときは、以下の手順でサービスを停止してから、実施してください。
上記のフォルダ/ディレクトリや、その配下にあるファイルをスキャンする場合は、以下の手順でサービスを停止してから、スキャンを実行してください。
■Windows版の場合
「List Works」サービスを停止します。
Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを停止します。
サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。
Symfowareを利用している場合は、Symfowareのサービスを開始します。
「List Works」サービスを開始します。
■Solaris版またはLinux版の場合
lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを停止します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)
Solaris版の場合
RDBNAME:「LWDB(*1)」
MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*2)」
LD_LIBRARY_PATH_64(*3):「/opt/FSUNrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」
LANG:「ja(*4)」
LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*5)」
ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」
Linux版の場合
RDBNAME:「LWDB(*1)」
MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」
LANG:「ja_JP.UTF-8」
設定例(Solaris版の場合)
# RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。
# rdbstop
サービスを起動するときは、以下の手順で起動してください。
Symfowareを利用している場合は、スーパーユーザで、各環境変数に以下の値を設定します。(以下、“環境変数名:「設定値」”で説明します。)
Solaris版の場合
RDBNAME:「LWDB(*1)」
MANPATH:「/opt/FSUNrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FSUNrdb2b/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib(*2)」
LD_LIBRARY_PATH_64(*3):「/opt/FSUNrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FSUNrdb2b/bin」
LANG:「ja(*4)」
LC_ALL:「ja_JP.eucJP(*5)」
ICONV_CONVERT_TYPE:「u90」
Linux版の場合
RDBNAME:「LWDB(*1)」
MANPATH:「/opt/FJSVrdb2b/man」
LD_LIBRARY_PATH:「/opt/FJSVrdb2b/lib」
PATH:「/opt/FJSVrdb2b/bin」
LANG:「ja_JP.UTF-8」
設定例(Solaris版の場合)
# RDBNAME=LWDB ; export RDBNAME # PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH # ICONV_CONVERT_TYPE=“euctype=u90” ; export ICONV_CONVERT_TYPE
Symfowareを利用している場合は、以下のコマンドを実行します。
# rdbstart
lwserverコマンドを実行し、List Worksサービスを開始します。lwserverコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
*1:原則固定です。ただし、既存の RDBNAME に「LWDB」以外を使用している場合は、使用している名前に変更する必要があります。
*2:Symfoware V9以前をご使用の場合に設定します。
*3:Symfoware V10をご使用の場合に本環境変数を設定します。
*4:Solaris11をご使用の場合は「 ja_JP.eucJP」を設定します。
*5:環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更します。