[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因1]
サーバに転送された帳票に、オーバレイの情報がない。
[対処1]
帳票を開く際にオーバレイファイルが見つからない旨のメッセージが出力されない場合、転送された帳票にオーバレイの情報が付加されていないことが考えられます。
オーバレイの情報があるかどうか、以下の方法で確認してください。
リストビューアで帳票を表示します。
【ファイル】メニューの【プロパティ】を選択します。 【オーバレイ】タブが表示される場合は、オーバレイの情報があります。【オーバレイ】タブが表示されない場合は、オーバレイの情報がありません。
オーバレイの情報がない場合は、富士通ホスト側のオーバレイに関する以下の設定をしてください。
OSIV LISTVIEWをお使いの場合
PRTCNTL制御文のFLASHオペランドでオーバレイ名を指定してください。
OSIV LISTVIEWをお使いでない場合
SYSOUT DD文のFLASHパラメタでオーバレイ名を指定してください。
APSをお使いの場合
DFNWTRのOVERLAYオペランドを指定してください。
[原因2]
オーバレイが、リスト管理サーバに転送されていない。
[対処2]
オーバレイを転送してください。転送方法についての詳細は、“運用手引書”を参照してください。
[原因3]
印刷資源フォルダへ転送したオーバレイの格納先、または印刷資源の格納場所の指定が正しくない。
[対処3]
以下の格納例を参考に、格納先が正しいことを確認してください。
なお、Solarisではファイル名の英字部分は大文字で指定してください。
KOL1のオーバレイ「KOL1XXXX」をファイル転送する場合
Windows 版の格納先:印刷資源フォルダ\KOL1配下
Solaris版またはLinux版の格納先:サーバ動作環境ファイルの「JEF形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ」で指定したディレクトリ
KOL5のオーバレイ「KOL5XXXX」をファイル転送する場合
Windows 版の格納先:印刷資源フォルダ\KOL5配下
Solaris版またはLinux版の格納先:サーバ動作環境ファイルの「JEF/AP形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ」で指定したディレクトリ
印刷資源の格納場所の指定方法は、以下のとおりです。
V6.0L10の場合はリストナビの【リスト管理サーバオプション】ダイアログボックス、V7.0L10以降の場合は【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスを表示します。
【登録】タブで、「印刷資源 格納場所」を指定します。
[原因4]
ページごとに異なるKOL1オーバレイを使用している、ページ数の多い帳票を表示し改ページしている。
[対処4]
メモリ不足が発生している可能性があります。
以下の方法で対処してください。
ページごとに異なるオーバレイを使用しないよう、帳票の設計を見直す
ベクトルオーバレイを使用する
帳票のページを絞り込んで表示する