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Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング
FUJITSU Software

4.3.28 帳票を登録すると、外字が「・」で出力される場合がある。

詳細

発生条件

発生VL

Windows版全VL

原因

帳票登録時に、List Worksサーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsにログインしていない。

または、ログインしているが、スクリーンセーバーがロック状態である。(ログオフと同じ状態)

対処

以下のいずれかの対処を行ってください。

対処1:スクリーンセーバーのロック解除

List Worksサーバ、またはアプリケーションサーバに、直接ログインし、スクリーンセーバーがロックされていないことを確認し、再度帳票を登録してください。

対処2:Charset Managerのインストール

Charset Managerの外字ロードサービスをインストールして、Windowsを起動してください。現象を回避できる場合があります。

Charset Managerの外字ロードサービスについては、“Charset Manager”のマニュアルを参照してください。

対処3:レジストリキーの追加

オープン帳票、かつ、以下のバージョン・レベルの場合は、レジストリのキーを追加してください。帳票登録時に外字が取り出せないときには、登録エラーとすることができます。以下にないバージョン・レベルの場合、対処はありません。

上記の修正を適用後、運用に応じて、以下の(1)~(3)のいずれかのレジストリを適用してください。レジストリの操作については、“レジストリのキーの操作について”を参考にしてください。

レジストリは、List Worksサーバ、または、アプリケーションサーバに適用してください。

注意

  • List Worksでは、オペレーティングシステムのAPIを使用して、フォントファイルから文字のビットマップを取り出し、「・」(中点)の文字コードを以下として比較しています。

      Windows版V10.0.0以前:0xfb30(SJISコード)
      Windows版V10.1.0以降:0x1(SJISコード)
  • 「GaijiError」が設定されている場合には、以下の文字コードでイメージ文字の比較が行われます。

    外字がSJISの場合
    • CheckFontCodeに設定されたSJISコード

    • CheckFontCodeが設定されていない場合は、0x1のSJISコード

    外字がUnicodeの場合
    • CheckFontUnicodeに設定されたUnicode

    • CheckFontUnicodeが設定されていない場合は、CheckFontCodeに設定されたSJISコード

    • CheckFontUnicode、CheckFontCodeが設定されていない場合は、0x1のSJISコード。

(1) 登録結果が「・」(中点)となる場合は登録エラーとする

「GaijiError」が設定されていない場合は、外字が「・」で登録され、登録が正常終了します。

[レジストリのキーの場所]
Windowsサーバ(x86)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
Windowsサーバ(x64)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API

および

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
[値]

GaijiError

[型]

DWORD値

[値のデータ]

値のデータに0、1、2以外が指定された場合は、0が指定されたとみなします。

0:登録エラー
1:空白に置き換え
2:〓マークに置き換え

(2) 登録結果が「・」(中点)となる文字コードを任意のSJISコードで指定する

比較する文字をSJISコードで指定できます。

なお、「GaijiError」が設定されていない場合は、「CheckFontCode」で設定された値は無視され、イメージ文字の比較は行われません。

[レジストリのキーの場所]
Windowsサーバ(x86)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
Windowsサーバ(x64)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API

および

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
[値]

CheckFontCode

[型]

DWORD値

[値のデータ]

チェックする文字(登録結果が「・」(中点)となる文字コード)を、SJISコードの0x1~0xFFFFの範囲で指定

(3) 登録結果が「・」(中点)となる文字コードを任意のUnicodeで指定する

比較する文字をUnicodeで指定できます。

なお、「GaijiError」が設定されていない場合は、「CheckFontUnicode」で設定された値は無視され、イメージ文字の比較は行われません。

[レジストリのキーの場所]
Windowsサーバ(x86)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
Windowsサーバ(x64)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API

および

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
[値]

CheckFontUnicode

[型]

DWORD値

[値のデータ]

チェックする文字(登録結果が「・」(中点)となる文字コード)を、Unicodeの0x1~0xFFFFの範囲で指定