以下の Webアプリケーション環境定義ファイルを編集します。
ファイル名
web.xml
格納場所
「/opt/FJSVlw-gw/app/WEB-INF」ディレクトリ配下
Webアプリケーション環境定義ファイルのエンコードにはUTF-8が指定されています。Webアプリケーション環境定義ファイルを編集する際は、UTF-8で記述してください。
注意
古いバージョンの環境設定を引き続き有効にしたい場合は、インストールをする前に退避した古いバージョンのWeb アプリケーション環境定義ファイルをもとに、インストールされたWebアプリケーション環境定義ファイルを再編集してください。
1コンテナあたりの利用者数(セション数)を指定するときは、二次帳票を表示するWebクライアント数も考慮してください。
Webアプリケーション環境定義ファイルの内容
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.3//EN" "http://java.sun.com/dtd/web-app_2_3.dtd"> <web-app> <display-name>listworks</display-name> <context-param> <param-name>login.auth.method</param-name> <param-value>form</param-value> </context-param> <servlet> <servlet-name>ListGateway</servlet-name> <servlet-class>com.fujitsu.systemwalker.listworks.gateway.app.ListGateway </servle t-class> <init-param> <param-name>app.path</param-name> <param-value>/opt/FJSVlw-gw</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>session.maxuser</param-name> <param-value>50</param-value> ←(注1) </init-param> <init-param> <param-name>www.url</param-name> <param-value></param-value>←(注2) </init-param> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>ListGateway</servlet-name> <url-pattern>/servlet/ListGateway</url-pattern> </servlet-mapping> <welcome-file-list> <welcome-file> jsp/login.jsp </welcome-file> <welcome-file> index.html </welcome-file> </welcome-file-list> </web-app>
1コンテナあたりの利用者数(セション数)を指定します。初期値と推奨値は50です。1~500までの数値を指定できます。
「1コンテナあたりの利用者数(セション数)×コンテナ数」が、ListGatewayに同時に接続できる利用者数(セション数)になります。
同時に接続できる利用者数(セション数)は、以下の総数になります。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに接続できる利用者数(セション数)
リスト管理サーバにログインしている状態で【ログアウト】ボタンをクリックしないで、Webブラウザのタイトルバーの【×(閉じる)】ボタン、または【ファイル】メニューの【閉じる】からWebブラウザを閉じてしまった利用者数
【ログアウト】ボタンのクリック以外の方法でWebブラウザを閉じた場合、有効時間が切れるまでセションが保持されます。有効時間が切れるまでは、同時接続している利用者数(セション数)とみなします。
二次帳票を同時に表示する、最大利用者数
1コンテナあたりの利用者数(セション数)を指定する上での注意事項は、以下のとおりです。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに同時に接続できる利用者数(セション数)は、最大500人です。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を同時に依頼できる利用者数(セション数)は、最大50人です。
50ユーザがリスト管理サーバに同時に接続する場合は、1コンテナあたりの利用者数(セション数)に50を指定し、1コンテナを目安にしてください。
100ユーザがリスト管理サーバに同時に接続する場合は、1コンテナあたりの利用者数(セション数)に50を指定し、2コンテナを目安にしてください。
マルチコンテナ機能は、リクエストを均等に振り分けて負荷分散します。各コンテナにおける処理中のリクエスト数と利用者数(セション数)は、必ずしも同じとは限らないため、場合によっては処理中のリクエスト数は一番少ないが接続している利用者数(セション数)が一番多いコンテナへ振り分けられることがあります。そのため、1コンテナあたりの利用者数(セション数)は、少しゆとりをもった数値を指定することを推奨します。
WWWサーバのURLは、互換性を保つために用意されています。
ListWORKS 10.1以前、またはList Works 6.0で、Web連携機能API のJavaクラス(ListConfig)の「getApplicationURL」、または「getServletURL」メソッドを使用しているJSPファイルを扱う場合は、WWWサーバのURLを指定します。
WWWサーバのURLは、1つだけ指定します。
WWWサーバのURLは、ホスト名、またはFQDN(Fully QualifiedDomain Name)で指定してください。
http://server[:ポート番号]/
http://server.domain.co.jp[:ポート番号]/
リバースプロキシやロードバランサなどを使用している場合は、それらのホスト名、またはFQDNを指定してください。
WWWサーバのURLを指定して運用する場合、運用時にWebブラウザからログインするときのWWWサーバのURLは、ここで指定するURLの書式(ホスト名指定、FQDN指定、ポート番号付きなど)と一致するように指定する必要があります。
参考
FQDNとは、TCP/IP環境において、ホスト名に続けてドメイン名まで省略せずに、すべて指定した記述形式のことです。例えば「server.domain.co.jp」のように、ホスト名(server)、ドメイン名(domain.co.jp)のすべてを指定した形式のことです。