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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能セットアップガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.5.2 ユーザ登録

3.5.2.1 オペレーティングシステムによる認証の場合

List Worksのユーザ認証にオペレーティングシステムによる認証を利用する場合は、List Works の利用者情報を、Linuxシステムに登録します。利用者を登録する場合には、帳票を管理する部門ごとにユーザグループを作成することを推奨します。これは部門ごとのセキュリティを実現するためです。

ユーザの所属できるグループ数は、Linuxシステムで設定可能な数だけ対応していますが、5グループ以内を推奨しています。

利用者情報の登録方法

利用者情報の登録/変更方法を説明します。以下の各コマンドを利用します。

  • useraddコマンド… 新規ユーザの追加

  • usermodコマンド… 既存ユーザの利用者定義を変更

  • userdelコマンド… 既存ユーザの削除

     各コマンドの詳細は、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。
例1:Linuxシステムの利用者を追加する場合

営業部門に登録済みの利用者(ログイン名:ZZZZZZ)を、総務部門にも追加します。

# usermod -G eigyo,soumu ZZZZZZ
例2:Linuxシステムの利用者を削除する場合

営業部門と総務部門に登録済みの利用者(ログイン名:ZZZZZZ)を、総務部門から削除します。

# usermod -G eigyo ZZZZZZ
定義例

以下のようなユーザグループを定義します。

営業部の帳票と総務部の帳票を分けて管理するために、営業部用のユーザグループと総務部用のユーザグループを定義します。

ユーザグループの定義の方法を以下に示します。なお、全社用のユーザグループと全利用者はすでにLinuxシステムに登録されているものとします。

  • ユーザグループの定義

    ユーザグループを定義します。

    # groupadd eigyo
    # groupadd soumu
  • 利用者のユーザグループ登録

    利用者をユーザグループに追加します。

    # usermod -G eigyo,soumu M0001    ←システム管理者を営業部用と総務部用グループに追加
    # usermod -G eigyo E0001          ←営業部門の運用管理者を営業部用グループに追加
    # usermod -G eigyo xxxxxx         ←営業部門の一般利用者を営業部用グループに追加
    # usermod -G eigyo yyyyy          ←営業部門の一般利用者を営業部用グループに追加
    # usermod -G soumu S0001          ←総務部門の運用管理者を総務部用グループに追加
    # usermod -G soumu ssssss         ←総務部門の一般利用者を総務部用グループに追加
    # usermod -G soumu ppppppp        ←総務部門の一般利用者を総務部用グループに追加

3.5.2.2 ユーザ作成ライブラリによる認証の場合

List Worksのユーザ認証に、ユーザ作成ライブラリによる認証を利用している場合は、ユーザ認証出口ルーチンを利用して認証処理を行っています。そのため、利用者情報に変更が発生した場合は、ユーザ作成ライブラリのユーザ認証出口ルーチンに定義している利用者情報を変更します。

 ユーザ認証出口ルーチンについては、“付録E 出口機能”を参照してください。