注意
バージョンアップ前に考慮すべき内容について
V14.0.1以前からのバージョンアップの場合、状況画面の集計処理は初期値である1:00に動作します。状況画面の集計中は階層化サービスが起動している必要があるため、状況画面の集計処理と階層化サービスを停止する操作(バックアップ・リストアや、データ転送など)の処理が重なっていないことを確認してください。もし処理が重なる場合は、バージョンアップ後に状況画面の集計スケジュールを変更してください。変更方法は“運用ガイド 管理者編”の“状況画面を利用するための準備をする”を参照してください。
旧管理サーバ/統合管理サーバにログオンする
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了します。
旧管理サーバ/統合管理サーバの階層化サービス、サーバサービスを停止する
Windowsのサービス画面を表示し、以下の各サービスを選択して、[操作]メニューから[停止]を選択します。停止するまでに30秒から1分程度かかる場合があります。SWServerServiceを起動した直後、または日付が変更になったとき(午前0時)にデータベースの空き容量の確認が動作しますが、確認動作が終了するまでの約15分間、サービスが停止しないことがあります。しばらくしてから停止を確認してください。
SWLevelControlService
SWServerService
旧管理サーバ/統合管理サーバの管理情報、ログ情報をバックアップする
Systemwalker Desktop Keeperのバックアップコマンドまたはバックアップツールを使用して管理情報、ログ情報をバックアップします。
ただし、V15.0.0B以降でiOS管理データベースを使用している場合、iOS管理データベースはバックアップツールでは退避できません。管理情報はバックアップコマンドを使用してバックアップしてください。使用するコマンドは、DTKMSTB.EXE (管理情報の退避)です。
旧管理サーバ/統合管理サーバでバックアップした管理情報、ログ情報を新サーバにコピーする
旧管理サーバ/統合管理サーバでバックアップした管理情報とログ情報を新サーバにコピーします。
新管理サーバ/統合管理サーバでIISのインストールおよび設定を行う
IISのインストールおよび設定方法は、新規インストール時の“2.3.1 IISのインストールと設定”を参照してください。
新管理サーバ/統合管理サーバを新規インストールする
管理サーバ/統合管理サーバのインストール方法は、新規インストール時の“2.3.2 管理サーバ/統合管理サーバをインストールする”を参照してください。
新管理サーバ/統合管理サーバでデータベースを構築する
データベースの構築方法は、新規インストール時の“2.3.4.3 データベースを構築する”を参照してください。
新管理サーバ/統合管理サーバで管理情報、ログ情報をリストアする
管理情報、ログ情報をリストアする方法は、“3.1.3 ユーザー資産を復元する”を参照してください。
新管理サーバ/統合管理サーバでIISの設定を行う
IISの設定は自動で行われます。“2.3.3 IISの設定”を参照し、必要に応じてSystemwalker Desktop Keeper専用のアプリケーションプールを作成します。
新管理サーバ/統合管理サーバでサーバの環境を設定する
V15.3.0にバージョンアップした場合、前バージョンでの設定値は有効になっています。
また、[管理者情報設定]画面の[デバイス/メディア登録/更新/削除]、[Wi-Fi接続先登録/更新/削除]、[メール内容保存]、[バックアップログ閲覧]および[緊急対処]については、旧版に存在しない権限は、全管理者に対し権限が与えられていませんので、必要に応じて移行後に権限を付与します。
V14.1.0以前からのバージョンアップの場合は、状況画面の設定は行われていませんので、環境設定で集計条件を設定します。設定方法は“運用ガイド 管理者編”の“状況画面を利用するための準備をする”を参照してください。
その他、サーバ環境の変更がある場合はサーバの設定をします。サーバ設定の方法は、初期導入時の“2.3.4 管理サーバ/統合管理サーバの環境を設定する”と同様の手順ですので、そちらを参照してください。
また、旧サーバと新サーバのコンピュータ名が変更になる場合は、“運用ガイド管理者編”の“管理サーバ/統合管理サーバのIPアドレス/コンピュータ名の変更に伴ってシステム環境を変更する”を参照してください。
V15.0.1以前からのバージョンアップの場合、データベース枯渇監視の閾値は値の範囲が「5~20」となります。
5%よりも小さな値を指定した状態でバージョンアップした場合、5%の値で上書きされます。