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Big Data Integration ServerV1.2.0 検索編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

8.5.1 代替searcherを含めた本製品のインストールおよびセットアップ

代替searcherを含めた本製品のインストールおよびセットアップ手順を以下に説明します。

  1. ディレクタサーバで、以下の作業を行います。

    • conductor、directorおよびsorterのインストール

    • conductorのセットアップ

    • directorのセットアップ

    • sorterのセットアップ

    ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。

    参照

    ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“利用ガイド”の以下を参照してください。

    • “インストール”

    • “conductorのセットアップ”

    • “directorのセットアップ”

    • “sorterのセットアップ”


  2. サーチサーバで、searcherのインストールおよびsearcherのセットアップを行います。
    サーチサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。

    参照

    サーチサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“利用ガイド”の以下を参照してください。

    • “インストール”

    • “searcherのセットアップ”

  3. 通常使用するサーチサーバとは異なるサーチサーバに代替searcherをインストールします。
    代替searcherのインストールおよびセットアップは、searcherのインストールと同様です。

    注意

    代替searcherをどのdirectorからも利用できるように配置する場合、運用のサーチサーバのsearcher用動作環境ファイルでSearchDataFileFolderパラメタを指定しているときは、対応する代替searcherのsearcher用動作環境ファイルにも指定が必要です。

  4. システム用動作環境ファイルの編集と配布を行います。
    システム用動作環境ファイルの編集は、conductorを配置するディレクタサーバで行います。
    システム用動作環境ファイルの編集時に代替searcherの情報を追加します。
    代替searcherの情報は、AlternativeSearcherパラメタを追加し、代替searcherのsearcher識別子名、ホスト名またはIPアドレスおよびdirectorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。利用可能なdirectorを限定したい場合には、最後にdirector識別子を指定します。
    また、複数のsearcherを配置しているサーチサーバで異常を検出した場合に、サーチサーバ単位でフェイルオーバを行うには、SearcherFailureEscalationパラメタに1を指定します。


    #---代替searcherのサーバ情報---#
    AlternativeSearcher  shuns1w  SchWSvr01  23501  shund1
    AlternativeSearcher  shuns2w  SchWSvr02  23501  shund2
    AlternativeSearcher  shuns3w  SchWSvr03  23501
    
    #---searcher異常時の異常認識範囲---#
    SearcherFailureEscalation   1

    編集後、システム用動作環境ファイルを、全サーバに配布します。

    参照

    システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細は、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

    注意

    SearcherFailureEscalationに1を指定した場合には、縮退処理もサーチサーバ単位で行われます。

    システム用動作環境ファイルを全サーバの/etc/opt/FJSVbsb/shun/etc/system配下に配布してください。


  5. Shunsakuを起動します。
    代替searcherも通常のsearcherと同様にshunsysstartコマンドを実行することで代替searcherとして起動します。


    shunsysstart -n Shunsakuシステム名

    参照

    Shunsakuの起動の詳細は、“3.2.1 起動”を参照してください。