代替searcherを含めた本製品のインストールおよびセットアップ手順を以下に説明します。
ディレクタサーバで、以下の作業を行います。
conductor、directorおよびsorterのインストール
conductorのセットアップ
directorのセットアップ
sorterのセットアップ
ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。
参照
ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“利用ガイド”の以下を参照してください。
“インストール”
“conductorのセットアップ”
“directorのセットアップ”
“sorterのセットアップ”
サーチサーバで、searcherのインストールおよびsearcherのセットアップを行います。
サーチサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。
参照
サーチサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“利用ガイド”の以下を参照してください。
“インストール”
“searcherのセットアップ”
通常使用するサーチサーバとは異なるサーチサーバに代替searcherをインストールします。
代替searcherのインストールおよびセットアップは、searcherのインストールと同様です。
注意
代替searcherをどのdirectorからも利用できるように配置する場合、運用のサーチサーバのsearcher用動作環境ファイルでSearchDataFileFolderパラメタを指定しているときは、対応する代替searcherのsearcher用動作環境ファイルにも指定が必要です。
システム用動作環境ファイルの編集と配布を行います。
システム用動作環境ファイルの編集は、conductorを配置するディレクタサーバで行います。
システム用動作環境ファイルの編集時に代替searcherの情報を追加します。
代替searcherの情報は、AlternativeSearcherパラメタを追加し、代替searcherのsearcher識別子名、ホスト名またはIPアドレスおよびdirectorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。利用可能なdirectorを限定したい場合には、最後にdirector識別子を指定します。
また、複数のsearcherを配置しているサーチサーバで異常を検出した場合に、サーチサーバ単位でフェイルオーバを行うには、SearcherFailureEscalationパラメタに1を指定します。
例
#---代替searcherのサーバ情報---# AlternativeSearcher shuns1w SchWSvr01 23501 shund1 AlternativeSearcher shuns2w SchWSvr02 23501 shund2 AlternativeSearcher shuns3w SchWSvr03 23501 #---searcher異常時の異常認識範囲---# SearcherFailureEscalation 1
編集後、システム用動作環境ファイルを、全サーバに配布します。
参照
システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細は、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。
注意
SearcherFailureEscalationに1を指定した場合には、縮退処理もサーチサーバ単位で行われます。
システム用動作環境ファイルを全サーバの/etc/opt/FJSVbsb/shun/etc/system配下に配布してください。
Shunsakuを起動します。
代替searcherも通常のsearcherと同様にshunsysstartコマンドを実行することで代替searcherとして起動します。
shunsysstart -n Shunsakuシステム名
参照
Shunsakuの起動の詳細は、“3.2.1 起動”を参照してください。