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Big Data Integration ServerV1.2.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

1.3 基本的なデータ操作

Data Effectorは、CSVファイルまたはXML文書を入力とし、それらからデータを抽出・集計したり、ファイル間の連結したりする製品です。

日常業務の基本的なデータ操作に対応するため、Data Effectorでは4つの機能を提供しています。


また、各機能を実現するインターフェースは、以下の2つを用意しています。

Data Effectorの機能、インターフェースおよび各機能が対応するデータ操作について、以下に示します。

表1.1 機能と対応するデータ操作

機能名

インターフェース種別

対応するデータ操作例

コマンド名

C APIの関数名

抽出機能

shunselectコマンド

抽出関数

  • データの検索

  • 別々のファイルへの条件仕分け

連結機能

shunreplaceコマンド

連結関数

  • ジャーナルデータとマスタデータの結合

  • XML形式からCSV形式への変換

集計機能

shunanalyzeコマンド

集計関数

  • データの集計

ソート機能

shunsortコマンド

ソート関数

  • データの並替え

  • キー指定によるキー仕分け


本書では、shunselectコマンド、shunreplaceコマンド、shunanalyzeコマンド、shunsortコマンドを合わせて、基本コマンドと呼びます。

さらに、文字列の処理、数値の処理などの豊富な関数も提供しています。

要となる4つの機能に、複数の関数を組み合わせることで、きめ細かいデータ加工処理を実現できます。

参照

  • データの処理例については、“第3章 データを操作する”および“第4章 データを変換する”を参照してください。

  • コマンドを利用した業務構築の詳細は、“第5章 コマンドを利用する”を参照してください。

  • C APIの関数を利用した業務構築の詳細は、“第6章 C APIを利用する”を参照してください。

  • コマンドの種類については、“リファレンス集”の“コマンドリファレンス”を参照してください。

  • 関数の種類については、“リファレンス集”の“C APIリファレンス”を参照してください。