格納データの暗号化の利用有無によりデータベース環境の複写の手順が異なるため、見積り方法も異なります。以下に各見積りについて説明します。
Active DB Guardの環境構築時には、複写先システムのデータベース環境は、Symfoware Serverのメディアリカバリ機能を使用して複写元システムのデータベース環境を複写することで作成します。このとき、以下に示すすべての資源の退避データを、複写元システムから複写先システムに転送するため、両システムにこれらのファイルを格納する領域が必要になります。
RDBディクショナリ
DSI
参照
RDBディクショナリおよびDSIの退避データの容量見積りは、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
Active DB Guardの環境構築時、複写先システムのデータベース環境は、複写元システムと同じデータベースの定義を行ってから、Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドを使用して複写元システムのデータベースデータを全件複写することで作成します。このとき、すべての表のDSIの退避データを、複写元システムから複写先システムに転送するため、両システムにこれらのファイルを格納する領域が必要になります。
参照
rdbunlコマンドを利用したDSIの退避データの容量見積りは、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドについては“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。