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Symfoware Active DB Guard V12.4.0 設計・セットアップガイド
FUJITSU Software

A.1.2 データベース環境の複写に必要な作業域の見積り

格納データの暗号化の利用有無によりデータベース環境の複写の手順が異なるため、見積り方法も異なります。以下に各見積りについて説明します。

A.1.2.1 格納データを暗号化しない場合

Active DB Guardの環境構築時には、複写先システムのデータベース環境は、Symfoware Serverのメディアリカバリ機能を使用して複写元システムのデータベース環境を複写することで作成します。このとき、以下に示すすべての資源の退避データを、複写元システムから複写先システムに転送するため、両システムにこれらのファイルを格納する領域が必要になります。

参照

RDBディクショナリおよびDSIの退避データの容量見積りは、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。

A.1.2.2 格納データを暗号化する場合

Active DB Guardの環境構築時、複写先システムのデータベース環境は、複写元システムと同じデータベースの定義を行ってから、Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドを使用して複写元システムのデータベースデータを全件複写することで作成します。このとき、すべての表のDSIの退避データを、複写元システムから複写先システムに転送するため、両システムにこれらのファイルを格納する領域が必要になります。

参照

  • rdbunlコマンドを利用したDSIの退避データの容量見積りは、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドについては“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。