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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.11.1 jobschmsgeventコマンドでジョブネットに対して発生させたメッセージ事象が認識されない

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

メッセージを待ち合わせているジョブネットがメッセージ事象を認識しない状態ではありませんか

対処方法

メッセージを待ち合わせているジョブネットが以下の状態の場合はメッセージ事象が発生しても認識されません。以下のいずれかの条件に該当しないか確認してください。

注1)

[ジョブネット実行中も有効]をチェックしている場合は認識されます。

注2)

実行属性が“ジョブ実行制御”のジョブネットのみが警告状態になります。

注3)

グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、ジョブスケジューラ起動パラメタの定義から呼ばれる[確認操作の詳細設定]ウィンドウで、[ジョブネットの確認操作を有効とする]を指定していない場合は認識されます。なお、[ジョブネットの確認操作を有効とする]は、V13.2.0以前の場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート上で指定します。

注4)

グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、ジョブスケジューラ起動パラメタの定義から呼ばれる[確認操作の詳細設定]ウィンドウで、[強制終了を確認操作の対象とする]を指定していない場合は認識されます。なお、[強制終了を確認操作の対象とする]は、V13.2.0以前の場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート上で指定します。

注5)

[メッセージ事象発生時のみ起動]のジョブネットは、内部でメッセージ事象の発生回数を保持しています。この発生回数を累積の発生回数といいます。累積の発生回数は、メッセージ事象の発生により、1つ増加します。逆にメッセージ事象の発生により、ジョブネットが起動した場合、発生回数が1つ減少します。メッセージ事象の累積の発生回数が255を超えないよう注意してください。

注6)

[起動日のみ有効]をチェックしていない場合は認識されます。

注7)

[終了取消]操作後は再び認識されます。

対処2

確認ポイント

メッセージ事象は正しく発生していますか

対処方法

以下のいずれかの条件に該当しないか確認してください。

対処3

確認ポイント

メッセージ事象を発生させるホストでSystemwalker MpJobschサービスが起動していますか

原因

メッセージ事象が正しく発生していても、Systemwalker MpJobschサービスが起動していないとジョブネットには認識されません。

対処方法

メッセージ事象を発生させるホストでSystemwalker MpJobschサービスが起動しているか確認してください。

対処4

確認ポイント

EE版のSystemwalker Operation Managerから、SE版のSystemwalker Operation Managerへメッセージ事象を発生させていませんか

原因・対処方法は“4.10.5 jobschmsgeventコマンドをスケジュールジョブから実行したとき、「MpJobsch: ERROR: 0309: 形式: jobschmsgevent メッセージ事象名[:プロジェクト名[/ジョブネット名] [メッセージテキスト]] [-h ホスト名] [-t:INFO | -t:WARN | -t:ERROR]」または「MpJobsch: ERROR: 0309: Usage: jobschmsgevent event_name[:project_name[/job_net_name] [message_text]] [-h host_name] [-t:INFO | -t:WARN | -t:ERROR]」が出力される【UNIX版】”を参照してください

対処5【Windows版】

確認ポイント

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注)において、以下のチェックボックスのいずれかのチェックをはずした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動していませんか

注)  V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。

原因

上記チェックボックスをはずした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動した場合、メッセージ事象を発生させても、メッセージ事象は破棄されます。(メッセージ事象発生を契機に、ジョブネットが起動しなくなります。)

対処方法

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注)において、以下のチェックボックスのチェックをした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動してください。

注)  V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。

対処6【Windows版】

確認ポイント

イベントログの出力先を変更していませんか。出力先の変更後、OSの再起動は実施しましたか

対処方法

イベントログの出力先を変更した後は、OSの再起動を実施してください。