対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
メッセージを待ち合わせているジョブネットがメッセージ事象を認識しない状態ではありませんか
対処方法
メッセージを待ち合わせているジョブネットが以下の状態の場合はメッセージ事象が発生しても認識されません。以下のいずれかの条件に該当しないか確認してください。
ジョブネットが実行中状態(注1)
ジョブネットが警告状態(注1)(注2)
ジョブネットが無効状態
ジョブネットが異常終了状態(注3)
ジョブネットが強制終了状態(注4)
メッセージ事象の累積の発生回数が255回を超えている場合(注5)
メッセージを待ち合わせているジョブネットが非起動日の場合(注6)
[メッセージ事象発生時のみ起動]の[一日一回]が指定してあり、ジョブネットがすでに起動した場合(注7) (V11.0L10/11.0以降)
[ジョブネット実行中も有効]をチェックしている場合は認識されます。
実行属性が“ジョブ実行制御”のジョブネットのみが警告状態になります。
グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、ジョブスケジューラ起動パラメタの定義から呼ばれる[確認操作の詳細設定]ウィンドウで、[ジョブネットの確認操作を有効とする]を指定していない場合は認識されます。なお、[ジョブネットの確認操作を有効とする]は、V13.2.0以前の場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート上で指定します。
グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、ジョブスケジューラ起動パラメタの定義から呼ばれる[確認操作の詳細設定]ウィンドウで、[強制終了を確認操作の対象とする]を指定していない場合は認識されます。なお、[強制終了を確認操作の対象とする]は、V13.2.0以前の場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート上で指定します。
[メッセージ事象発生時のみ起動]のジョブネットは、内部でメッセージ事象の発生回数を保持しています。この発生回数を累積の発生回数といいます。累積の発生回数は、メッセージ事象の発生により、1つ増加します。逆にメッセージ事象の発生により、ジョブネットが起動した場合、発生回数が1つ減少します。メッセージ事象の累積の発生回数が255を超えないよう注意してください。
[起動日のみ有効]をチェックしていない場合は認識されます。
[終了取消]操作後は再び認識されます。
対処2
確認ポイント
メッセージ事象は正しく発生していますか
対処方法
以下のいずれかの条件に該当しないか確認してください。
発生させたメッセージ事象と、ジョブネットで定義したメッセージ事象は合っていますか(大文字・小文字は区別されます。)
メッセージ事象は、メッセージ事象を待ち合わせるホストへ発生させていますか
メッセージ事象は、メッセージ事象を待ち合わせるサブシステムへ発生させていますか
メッセージ事象は、メッセージ事象を待ち合わせるジョブネットへ発生させていますか(V11.0L10/11.0以降)
対処3
確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストでSystemwalker MpJobschサービスが起動していますか
原因
メッセージ事象が正しく発生していても、Systemwalker MpJobschサービスが起動していないとジョブネットには認識されません。
対処方法
メッセージ事象を発生させるホストでSystemwalker MpJobschサービスが起動しているか確認してください。
対処4
確認ポイント
EE版のSystemwalker Operation Managerから、SE版のSystemwalker Operation Managerへメッセージ事象を発生させていませんか
対処5【Windows版】
確認ポイント
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注)において、以下のチェックボックスのいずれかのチェックをはずした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動していませんか
[メッセージ待ち合わせを行う]
[アプリケーション]
注) V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。
原因
上記チェックボックスをはずした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動した場合、メッセージ事象を発生させても、メッセージ事象は破棄されます。(メッセージ事象発生を契機に、ジョブネットが起動しなくなります。)
対処方法
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注)において、以下のチェックボックスのチェックをした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動してください。
[メッセージ待ち合わせを行う]
[アプリケーション]
注) V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。
対処6【Windows版】
確認ポイント
イベントログの出力先を変更していませんか。出力先の変更後、OSの再起動は実施しましたか
対処方法
イベントログの出力先を変更した後は、OSの再起動を実施してください。