ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.7.1 クラスタシステムでサンプルソースabendrerun.cを利用したが、再起動できないジョブネットがある

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

再起動させるジョブネットに、以下の条件のジョブネットが含まれていませんか

原因

サンプルソース“abendrerun.c”は、ジョブネットを再起動させる例であるため、以下の条件は考慮されていません。

対処方法

グループに含まれているジョブネットも再起動する場合は、jobschprint -nコマンドの実行結果から完了コード239のジョブネットを検索する以前に、jobschprint -xコマンドから完了コード239のグループを検索し、jobschctlgrpコマンドで再起動しておくための処理の追加が必要となります。

また、abendrerun.cはpopen関数によりjobschprintコマンドの標準出力を参照する構造となっているため、大量に一覧情報が出力される場合にjobschprintコマンドの実行結果がバッファに納まらず、abendrerun.cの処理がデッドロック状態になる場合があります。ジョブネットの登録量が多い場合は、popenではなく、外部の作業ファイルにjobschprintの実行結果を書き出すように修正してください。