対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10~V10.0L21
Solaris版:5.0~10.1
Linux版:5.2、V10.0L10
HP-UX版:5.1、10.0
AIX版:5.1、10.0
DS版:V20L10
対処
確認ポイント
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートの、[時刻起動]で指定した時刻にSystemwalker Operation Managerサーバが停止していてジョブネットが起動できず、かつ[電源未投入時の処置として電源投入時に起動]が指定されていない状態ではありませんか
対処方法
対処は特に必要ありません。
説明
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートにおいて、[時刻起動]条件が1つしか指定されていない場合、[電源未投入時の処置として、電源投入時に起動]を選択することが可能です。
[時刻起動]条件で指定した時間に、Systemwalker Operation Managerのサーバが停止しており、ジョブネットを起動することができなかった場合の動作として、[電源未投入時の処置として、電源投入時に起動]が指定されているかどうかによって、ジョブネットの動作が変化します。
[電源未投入時の処置として、電源投入時に起動]が指定されている場合は、その後のSystemwalker Operation Managerサーバの起動時に、遅れてジョブネットが起動されますが、指定されていない場合は、ジョブネットの起動予定が無視され、そのジョブネットは起動されません。
Systemwalker Operation Managerサーバが停止していたため、起動することができなかったジョブネットは、ガントチャート上で容易に判別できるよう、当初の起動予定日時の位置に、“無効”状態と同一色で表示されます。
このジョブネットは実際には無効状態となっているわけではなく、起動予定が無視されたため動かなかったことを表しています。実際に、ジョブネットが“無効”状態に変化しているわけではないため、何も対処を実施する必要はありません(無効解除操作などの対処は必要ありません)。
ポイント
表示上の“無効”と無効操作を行った場合の“無効”の見分け方
Systemwalker Operation Managerサーバが停止していたため、起動することができなかったジョブネットの表示上の“無効”は以下のように表示されており、実際に無効操作を行った場合の“無効”と区別することができます。
ガントチャート上の現在時刻表示より左がわの位置に帯が表示されている
[ジョブネットの管理]ウィンドウでジョブネットの状態を確認したとき“無効状態”になっていない
実際に無効操作を行った場合は、以下のように表示されます。
[ジョブネットの管理]ウィンドウでジョブネットの状態を確認したとき“無効状態”になっている