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Systemwalker Operation Manager  導入ガイド
FUJITSU Software

1.3.1 インストール前の注意事項

Systemwalker Operation Managerをインストールするときは、以下のことに注意してください。

インストール製品について

Systemwalker Operation Managerの32bit APIを使用してアプリケーションを作成している場合は、Windows x64環境上での使用であってもWindows x86版のSystemwalker Operation Managerをご利用ください。

サービスおよびジョブの停止について

インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止します。そのため、稼働中のSystemwalker Operation Managerジョブが存在しないか確認してください。稼働中のジョブが完全に終了した後、アップグレードインストール、再インストールを実行してください。

まれにサービス停止に失敗したり、サービス停止が終了しなかったりする場合があります。そのような場合は、インストールを中断し、サービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。

Systemwalker製品の停止

インストール前に、以下のSystemwalker製品を停止してください。

各製品の停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

また、各製品が使用しているWebサーバについても、併せて停止してください。

ポート番号について

Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号については、“付録C ポート番号一覧”を参照してください。使用する機能に応じて、“システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services”にポート番号を追加してください。ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポート番号に変更して追加してください。

なお、一部のポート番号については、Systemwalker Operation Managerのインストール時に、自動的にservicesファイルに追加されます。この際、すでに該当のポート番号が記載されている場合は、追加されません。

ポート番号の変更方法の詳細については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。

注意

Webコンソールのポート番号について

インストール先システムで、Webサーバの使用するポートがすでに他で使用されていた場合は、インストール処理中に以下のメッセージが表示されます。

Webサーバのセットアップに失敗しました。

本メッセージが出力された場合は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ集”または“2.2.2 ポート番号の変更方法”の“Webコンソール機能のポート番号を変更する場合”の手順に従って、Webサーバの再セットアップを行ってください。

アップグレードインストールについて

再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributableのインストールについて

Systemwalker Operation Managerは、インストール時に再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable”がインストールされていないシステムに対し、自動インストールを行います。ただし、“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable”より新しい再頒布可能パッケージが既にインストールされていた場合は、“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable”についてはインストールされません。

再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable”は、Systemwalker Operation Managerの動作に必要なため、Systemwalker Operation Managerがインストールされている場合は、アンインストールしないよう注意してください。もしアンインストールしてしまった場合は、再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable”を手動でインストールする必要があります。

.NET Frameworkのインストール/アンインストールについて

Operation Managerのクライアント機能をインストール/アンインストールする場合、および、Operation Managerのクライアント機能を利用する場合には、以下のいずれかのバージョンの.NET Frameworkが必要です。

OSの機能として.NET Frameworkが提供されていますので、以下のいずれかの手順によりOperation Managerのクライアント機能をインストールする前に.NET Frameworkをインストールしてください。

Windows Server 2016/ Windows Server 2012の場合:

[コントロールパネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[サーバマネージャー]ウィンドウの[役割と機能の追加ウィザード]ウィンドウより、メニューの[サーバの選択]でSystemwalker Operation Managerのインストール先のサーバを選択し、さらにメニューから[機能]を選びます。表示された機能の一覧から[.NET Framework 3.5 Features]または[.NET Framework 4.5 Features]を選択し機能を追加します。すでにどちらかにチェックされている場合は操作不要です。

Windows(R) 8.1以降の場合:

[コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。[Windowsの機能]ウィンドウで[.NET Framework 3.5 (.NET 2.0および3.0を含む)]または[.NET Framework 4.5 (Advanced Services)]を有効にします。すでにどちらかにチェックされている場合は操作不要です。


なお、インストールした.NET Frameworkをアンインストールする場合は、インストール時と同じ方法で表示させたウィンドウにおいてアンインストール(機能の削除)を行ってください。

Operation Managerのクライアント機能と.NET Frameworkのアンインストールについての注意事項は、“1.6.3 Windowsからのアンインストール”の“Systemwalker Operation Managerのクライアント機能と.NET Frameworkをアンインストールする場合”を参照してください。

注意

.NET Frameworkインストール/アンインストールにあたっての注意

  • 再頒布可能パッケージを利用する場合は、Microsoft .NET Framework再頒布可能パッケージダウンロードサイトにある規約に従ってご利用ください。

  • 誤って、Operation Managerのクライアント機能をインストールした後に.NET Frameworkをインストールしてしまった場合、クライアント機能のインストール時に自動設定される内容を手動で設定する必要があります。

    .NET Frameworkをインストール後、システム管理者権限でコマンドプロンプトから以下を実行してください。

    [Windowsのディレクトリ]\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\regasm.exe [Operation Managerのインストールディレクトリ]\mpwalker.jm\bin\Fujitsu.OPMGR.Forms.Interop.dll /tlb:[Operation Managerのインストールディレクトリ]\mpwalker.jm\bin\com.Fujitsu.OPMGR.Forms.Interop.tlb

  • 誤って、Operation Managerのクライアント機能を利用しているにも関らず、.NET Frameworkをアンインストールしてしまった場合、Operation Managerのクライアント機能を利用するために再度.NET Frameworkをインストールする必要があります。

  • .NET Framework 3.0または.NET Framework 3.5.1をインストールすると、.NET Framework 2.0もインストールされます。

  • .NET Framework 3.5.1より後のバージョンが.NET Framework 2.0を併せてインストールするかどうかについては、Microsoft社のホームページなどでご確認ください。


インストール先に空白を含むディレクトリを指定する場合

新規インストール時の利用者制限の定義について

新規インストールの場合に、利用者制限の定義が有効な状態(注)でインストールされます。

注:[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウの[swadminグループに含まれるユーザだけが、デマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動、およびジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する]がチェックされた状態

デマンドジョブの投入、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動およびジョブスケジューラのコマンドの実行には、swadminグループへの登録が必要です。

本設定はインストール後に変更することができます。

利用者制限の定義について詳細は、“2.5.5 利用者制限の定義”を参照してください。